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2020年09月26日21:57

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9/26(土)動物関連ニュース 水族館で新種のエイが見つかる。迫真の演技をするシロチドリ 淡路島で新種のエビを発見!ホッキョクグマの緑化現象 王子動物園のパンダのタンタン

9/26(土)首都東京は、朝から小雨が降っている。午後3時時点で気温は19度、湿度は80%代、湿気はあるものの、気温の低下に伴い、朝晩は肌寒くなる。天気予報では、明日も雨マークが出ているものの、週明け以降晴れマークが並ぶ。ようやく秋らしい爽やかな一日が訪れる。

 今週、21日(月)に太平洋沖合で発生した台風12号の接近に伴い、日本列島は緊張感に包まれた。紀伊半島沖合から本州を北上するコースを辿ったものの、幸いにも進路が東へそれたことにより、被害を免れた。24日(木)の午後4時には、温帯低気圧に変った。伊豆諸島や千葉県房総半島では、風が強かったものの、大きな被害は出ていない。首都東京は木曜日、雨は小康状態だった。

 季節が夏から秋へ向かっていくにつれて、新型ウィルスの1日当たりの感染者数は、高止まりの状態が続く。26日(土)、東京都内で確認された新型ウィルスの新規感染者数は、270人と発表された。1日当たりの新規感染者数が200人を越えたのは7日ぶりになる。前日の25日(金)と前々日の24日(木)の感染者数は、共に195人である。

 この夏熱波に襲われたヨーロッパでは、一端新規感染者数が減少した。9月を境に、感染急拡大し、部分的ロックダウンする動きに出ている。フランスでは、1日当たりの新規感染者数が1万人を越えたことを受けて、カフェやバーの深夜営業を禁止した。イギリスでは夜の繁華街を警官がパトロールし、市民に帰宅を促している。バーの営業時間は午後10時までに制限された。

 写真=東京都の1日当たりの感染者の推移 掲載元 日経ニュース https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64292800W0A920C2CZ8000/
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 日本は、経済活性化に向けて、10月1日以降GOTOトラベルキャンペーンに東京都が追加されることが決定した。冬に向かっていくにつれて、コロナ対策と経済活動の両立を図ることが出来るのか。日本列島は依然として緊張状態に包まれている。

 見本の写真

 写真左 2016年10月20日に三番瀬海浜公園で撮影したミユビシギ(本文未掲載)

 写真中 2014年3月27日に撮影した浜松市動物園のホッキョクグマ(本文未掲載)

 写真右 王子動物園で飼育されたジャイアントパンダのタンタン 掲載元 本文記載

 

 第1章 偽傷行為するシロチドリ

 本日、朝日新聞にて、サーファーが集う高知県黒潮町の入野海岸に生息するシロチドリの写真が掲載された。平均体調わずか15cmのシロチドリは、動物分類学上チドリ目チドリ科の一種、本州では年間を通して生息する「留鳥」である。首都圏で頻繁に観察される千葉県船橋市の三番瀬海浜公園では、秋から冬にかけて、個体数が多くなる。

 写真=擬傷するシロチドリ 掲載元 2020年9月26日付 朝日新聞 笠原雅俊氏撮影 2020年5月13日 午前7時39分
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 シロチドリは、潮が引くと、姿を表す。干潟で100羽を越えるハマシギを含め他のメダイチドリやダイゼン、トウネンに混じって、餌をとる。泥の中に潜むゴガイやエビやカニを、小さな口で啄ばみ、直接飲み込む。

 写真=2016年10月20日に千葉県三番瀬海浜公園で撮影したシロチドリ 撮影者私
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 注意深く観察すると、意外と分かりやすい。大群を作るハマシギから仲間外れにされたかのように、一羽だけ異なる動きをする。足まで海水に浸かりながら餌を探すハマシギとは対照的に、シロチドリは干潟を小刻みな足取りで歩き回る。

高知県黒潮町の入野海岸では、今年の春先に繁殖活動をしていた。灰褐色で黒の斑点がある卵を砂地に産みつける。羽の色や大きさが変らないオスとメスが交互に巣に残り、抱卵していた。真平な砂地では、栄養価が高い卵や小さな雛鳥を狙うカラスの目に留まりやすい。親鳥は、卵や雛鳥を守るべく、擬傷行為をする。擬傷とは、怪我をしたように演技をする行動を差す。シロチドリの場合は、羽が傷ついて、飛び立てないかのように、翼を震わせながら、砂地を這っていた。カラスは、擬傷行為をする親鳥を注意深く観察する。その隙に、もう片方の親鳥が雛鳥を安全な場所へと誘導していた。

 卵の場合は、動かすことができない。親鳥が巣に近づけば目印になってしまう。卵から遠ざかることが必須だ。カラスの目では背景に溶け込んだ卵と小石との識別がつかない。大抵は目的を果たすことができずに、飛び去っていく。
 

 写真=ハマシギの群れ 三番瀬海浜公園にて 
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 シロチドリは、高知県黒潮町の見通しの良い砂地で工夫を凝らしながら、毎年繁殖活動を行う。現地では2015年に70羽、翌2016年には47羽の繁殖が確認されたものの、2020年には30羽まで減少した。天敵の蛇や野良犬の増加が原因とみられる。匂いに敏感なヘビや犬には、擬傷行為が通じない。今後新たな天敵にどう立ち向かうのか、適応力が問われている。

写真=水浴びするミユビシギ 三番瀬海浜公園にて
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 第2章 水族館のエイが新種と判明

 今日のもう一つのニュースは、エイの新種の発見にある。場所は、鹿児島県鹿児島市の「かごしま水族館」である。同水族館で20年以上「トンガリサカタザメ」として飼育されていたエイが、体の特徴から生物学上新種と認定された。

 種の判別に関わったのは、黒潮生物研究所(高知県)の研究員である。その一人小枝圭太さん(34)によると、日本近海で新種のエイが発見されたのは約10年ぶりという。

写真=新種と認定されたエイ 掲載元 JlJl.com https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092600172&g=soc
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 九州の西部に生息するトンガリサカタザメとの判別方法は二つある。鼻先を比べると、かごしま水族館で飼育されていた新種の方が丸みを帯びていた。もう一つ新種の方は、胸びれ中央に大きな黒い斑点模様がある。

 研究チームは、飼育されていた新種のエイを「モノノケトンガリサカタザメ」と名づけた。従来のトンガリサカタザメの近縁種で間違いない。新種を腹部から見ると、お化けのように見えるから「モノノケ」と名々したという。

 トンガリサカタザメと新種のモノノケトンガリサカタザメは、素人が見ても区別がつかない。魚の生態に関する知識を持った研究者は、胸鰭や尾鰭、顔の一部など、小さな違まで見抜けてしまう。生態学的には、野生下で新種モノノケトンガリサカタザメの暮らしを調べ、従来のトンガリサカタザメとの違いを見極める必要がある。

 地元鹿児島市では、新種のエイの発見地としてひそかに話題になっている。

 外部リンク ■水族館のエイ、実は新種=20年展示も気付かず―鹿児島
(時事通信社 - 09月26日 14:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6245900

 第3章 名古屋港に上陸した外来種ヒアリ、淡路島でツチノコそっくりのトカゲが話題になる

 25日(金)、女王アリ数十匹を含め、1000匹を越える特定外来種のヒアリが、名古屋港の周囲に生息していることが公表された。11月まで捜索範囲を埠頭の周囲2kmまで広げ、根絶に当たる。日本国内では、東京都江東区青海埠頭に次いで、2例目になる。今月15日から16日にかけて、名古屋港にて、既に700匹以上のハタラキアリの存在が明らかにされていた。愛知県と名古屋港の管理者側は、互いに協力し合い、毒餌を巻いて、700匹を駆除したと発表している。数十匹の集団を野放しにしてしまえば、外来種として日本に定着し、生態系に変化が起きる。国を跨いで物が行き交う時代、防疫の重要性が高まっている。

 外部リンク 名古屋港でヒアリの女王数十匹
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6244980

 一方兵庫県淡路島にある「淡路ファームパーク イングランドの丘」で飼育されているアオジタトカゲがツチノコそっくりだと話題になった。体が平べったいうえに、手足が短く、草地を這うように進む。普段は動きが少なく、飼育部屋でひっそりと暮らしているという。淡路島では、同日新種のエビの発見で、ひそかに活気を帯びている。続く第2章で詳しく紹介する。

写真=アオジタトカゲ 掲載元https://news.livedoor.com/article/detail/18954944/ 撮影者淡路ファームパーク イングランドの丘公式ツイッターより
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 ■あのUMAの正体がついに判明? 淡路島の動物園で「ツチノコ」にしか見えない生き物が飼育されていた
(Jタウンネット - 09月25日 18:20)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=241&from=diary&id=6245045


              第4章 淡路島でエビの新種が見つかる

 兵庫県淡路島の由良港(兵庫県洲本市)で、地元環境保護グループのメンバーが、潜水探査を行った結果、捕獲したエビに新種が混じっていることが明らかになった。発見に貢献したメンバーは、テレビ番組で放映された「沈没船の財宝探し」に向けて、開発した装置で捕獲したという。わずか水深4mの砂地に、陸地から空気を送るポンプを差込んで、泥を巻き上げた結果、隠れていたエビが現れたのである。

 外部リンク ■沈没船の宝探しがヒント 独自装置で新種のエビ2種発見
(朝日新聞デジタル - 09月25日 15:52)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6244768

 写真掲載元 上記のサイト アワジオトヒメテッポウエビ=国立公園成ケ島を美しくする会提供
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 新種のエビは発見場所に由来し、「アワジオトヒメテッポウエビ」と「アワジスナシャコエビ」と名付けられた。体調は共に2cmから3cm、骨が透けて見える。

 淡路島で新種の生物が発見されたのは、初めてのことだった。今後2種のエビの生態調査を進めていく。

 
 第5章 動物園のホッキョクグマの緑化現象


早速9月24日付けで、動物園の人気者ホッキョクグマが話題になった。

 外部リンク

■「どえりゃあ緑じゃん!」猛暑で“進化”した?各地の動物園でホッキョクグマが「緑グマ化」
(まいどなニュース - 09月24日 14:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=262&from=diary&id=6243193

 オスの体調が平均250mになるホッキョクグマは、ネコ科のライオンとトラと並び、肉食獣最強と呼ばれるほどの力の持ち主だ。近年は温暖化により、夏場北極圏の氷が縮小するに連れ、アザラシ漁に苦戦している。最大の生息地カナダのヌナブト準州ハドソン湾付近では、夏場民家に現れ、ゴミを漁るようになった。環境変化を乗り越えようと、南へ移動し、近縁種ハイイログマと生活圏を共にしている。2006年に始めて、雄のホッキョクグマと雌のハイイログマの交配種「グローラー」が確認されている。2020年現在、両種間に生まれたハイブリット第1世代が、10歳を越えて、老年期に差しかかる段階だ。野生下の寿命は平均25年から30年、繁殖年齢は5歳前後だという。グローラーの生態については分かっていない。見た目や毛並み、体の特徴は父親譲りで、泳ぎも得意という。母親のハイイログマは、近縁種のヒグマと同じく秋は川でサケを狩るものの、泳ぎは苦手だ。ホッキョクグマの純血種は、今急速に姿を消している。


 ナショナルジオグラフィック 2010年10月16日付け https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/3545/

 写真=グローラーの剥製 掲載元 上記ナショナルジオグラフィックより
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 さて、日本の動物園でも飼育されているホッキョクグマの緑化現象が話題になった。その理由はは藻の繁殖に関係がある。実際毛の表面で藻は育たない。秘密は、熱を溜め込むために空洞化している毛の中にある。海の中を泳いで移動するホッキョクグマは、毛の中に藻が生えることはない。

 一方動物園では事情が異なる。上野動物園や浜松動物園をはじめ、飼育されている場所では、夏の暑さ対策として、淡水のプールを用意している。気温が上昇する6月頃から頻繁に水に浸かることにより、毛の中に藻が入り込み、繁殖活動をするのである。実際藻が生えても体調に影響はない。

 写真=のんほいパーク内のホッキョクグマ Yahoo 9月24日付 https://news.yahoo.co.jp/articles/6a40379d9cbff73186ed4a34b5b44b7d9e5f59cd
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 藻の発生を抑えるには、我々一般人が利用するプールのように塩素を投入すれば、有効である。ホッキョクグマを展示している愛知県豊橋市のんほいパークの職員によると、塩分濃度は、水道水と同程度に留めているという。今年8月1日(土)に気象庁が関東地方の梅雨明けを発表すると、気温35度を超える猛暑日が続いた。太陽の陽差により、塩分が蒸発することにより、真水に近い状態になる。夏場は、ホッキョクグマの動きも鈍くなる。塩分濃度とともにホッキョクグマの活動低下により、藻の繁殖に最適な環境になった。

 ホッキョクグマの緑化は、動物園ならではの現象だ。一方野生下では、ハイイログマとの交配が進む。

 生物学的に極めて短い、30年、40年スパンで、ホッキョクグマは飼育下と野生下では、別の亜種のように変ってしまう可能性がある。

 我々一人の人が生きている間で、ホッキョクグマは変ろうとしている。

 注:亜種とは、動物分類学上、目、属、種より下の単位、例えば鯨偶蹄目イノシシ科イノシシ属のイノシシの種の中で、イノシシとブタに当たる。


                最終第6章 王子動物園のパンダ、タンタンについて

9月16日、兵庫県神戸市にある王子動物園メスのパンダの誕生日会が行われた。その名はタンタン、年齢は25歳、誕生日当日は、奇しくも休園日、来園者の姿はなく、園内はどこかひっそりとしていた。職員は、笹の葉を下に敷き、人口の氷を乗せたケーキを作った。リンゴやニンジンを含む果物を盛りつけると、表情が豊かになる。タンタンの似顔絵ケーキを完成させると、誕生日を迎えた本人を呼び寄せる。当のタンタンは、ケーキを前にしても、近づく気配がなかった。特別に来園を許された報道陣は40人、普段人を見慣れているとはいえ、フラッシュをたかれて警戒したという。約20分すると、盛りつけた果物を目当てに、ケーキへと近づき、食べ始めた。

写真=タンタンの25歳を祝う誕生日会の様子 掲載元 神戸新聞NEXT https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202009/0013699694.shtml
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 西暦2000年7月に、4歳10ヶ月で同園に迎え入れたタンタンは、今年で中国からの貸与期間が切れる。日本で送る最後の誕生日であることをタンタン本人は知る善しもない。園長を含め飼育員一同、20年間動物園で過ごした日々を振り返り、中国でも健康を第一に過ごして欲しい、と願っている。野生下での寿命は20年、飼育下では平均26年、最年長記録は34歳になる。25歳のタンタンは、老齢期に入り、中国の四川省の保養施設で余生を過ごす。人によって管理された敷地には、主食の竹が群生する。高齢期に入った個体や障害を持った個体が、仲良く平等に餌を分けあいながら暮らす。上野動物園のシャンシャンもやがて、四川省の保養施設に行く運命にある。王子動物園の顔となったジャイアントパンダのタンタン、日本を離れる日が刻一刻と迫っている。

 外部リンク タンタン 国内で最後の誕生日?
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6235228

■迫真の傷ついたふり シロチドリ、懸命の演技でヒナ守る
(朝日新聞デジタル - 09月26日 14:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6245926

都270人感染 7日ぶり200人超え
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6245967







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