Fukushima 50を観て来た

ぱよちん界隈が、本作に対してブーイングしていると聞いて、
これは名作に違いないと思い観て来た。

冒頭に出た「事実に基づいた物語です」が色々物語っている感。

官邸側の事情を描いてないのはズルイって言っている人もいたりしますが、
話半分と見ても、政治介入は邪魔でしかないって思うんだけれどね。

ま、そんなんで、作中「命令だ」って台詞が頻繁に出てくるんだけれど、
この温度差が凄い。
その場にいて、文字通り命懸けで動く人と、都内で動く人の。
そりゃあ、その人たちにも、立場があって、多分良かれと思って動いているんだろうけれど、保身でしかないな〜って見えちゃう。
そ〜ゆ〜描かれ方でもあるんだけれどね。

とりま、菅直人を演じた佐野史郎、よくもまあ、この役受けたな！
すげぇ！って素直に感心。

空母いぶきで、総理大臣を嫌々演じた的な佐藤浩市、息している〜？
現場の責任者として、難しい役どころを演じててすげーって思うんだけれどね。

そして皆が忖度する、渡辺謙演じる吉田所長。
いい役回って来ました！
怪演っす。
忖度してスキャンダルから守って、これからもいいお芝居してください。
ええ、今日び、破天荒なのとかって、許されない社会になっちまったしね。

それなりに記憶に新しく、何があったかって知っているだけに、
負け戦っぷりがやるせなくて、何だか悔しい感じ。

で、現在と照らし合わせると、手を洗い、うがいして、飯食って、寝る。
これであらかた解決出来るじゃんって、思ったり何なり。