この頃のマイブームは、spotifyで作成したヴァイオリンソナタのプレイリストをシャッフル再生して自室で読書をすること。
リストの内容は、エックルスからショスタコーヴィチまでの31作曲家の作品を網羅したもの(モーツァルトだけは、ムターの選集を採用し、全曲では無い)。バロックから現代まで、結構面白いリストに仕上がってます。
ニールセンやコープランドのソナタが掘り出し物。ディーリアスのソナタがこんなにいい曲とは。マニャールやオネゲル、プーランクの曲の面白さ。フルトヴェングラーの二曲なんてのもある。いい機会だったかな。
このリストを流すと、一瞬で自室が往年の名曲喫茶になる。ミューズのドアを開けた瞬間のときめきを思い出す。そう、ピアノの響きにヴァイオリンの音が花を添える、その空気感があのくすんだ空間と珈琲の匂いにぴったりだった。
本をゆっくり読む時間に、ヴァイオリンソナタは愉悦を運ぶ。あの頃と同じように。
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