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2019年09月10日23:41

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Us アス

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ある晩、なんの前触れも無く平凡な家族の元に訪れた不気味な訪問者達。

家族に姿形がソックリな訪問者達は、唐突に家族へ、凶器のハサミを持って襲いかかる。

訪問者の目的は?正体は?

何もわからないまま、家族全員で立ち向かうが…。



一瞬の油断も許さない、ノンストップ・サスペンス・ホラー映画作品。

レビューなどを読まずに予備知識無しで見ました。

ゾンビ、ジェイソン、レザーフェイス、フレディー(エルム街の方。マーキュリーでは無い)、呪いの人形アナベル、貞子、伽倻子…。

ホラー映画で有名なキャラクターはたくさんいますが、「自分にソックリな殺人鬼」が襲ってくる作品は過去に無くて(個人的な知識で…、という意味)、これは盲点でした。

作品を見ていて、「自分と同じ姿の人物、ドッペルゲンガーを見たら死ぬ」という都市伝説を思い出して、「もしかして、登場人物は全滅するの?」という予想が、頭の隅をよぎって不安感を煽る。

演出自体はオーソドックスですが、脚本がネリネリに練り込まれていて、作中にある伏線がピタッと回収されるところが見事です。

主人公の女性が子供の頃に迷い込む遊園地の「お化け屋敷の名前」、一見ありきたりな印象ですが、それがラスト3分で何を意味しているか?で明かされて…。

分かった瞬間、鳥肌が立ちました…。

あのラストは、リチャード・ドナー監督の傑作ホラー映画「オーメン」のようで、怖い怖い怖い!


この作品を見ていて思い出した。

「人間には、知ってはならないことがある」

ミッキー・ローク、ロバート・デ・ニーロ主演、アラン・パーカー監督作品「エンゼルハート」の、日本公開時のキャッチコピー。

主人公と観客が物語の真実を知った瞬間に、本当の恐怖が始まる…。

それに近い印象です。



ホラー映画が嫌いな人もいるので、決して万人ウケする作品とは言えません。

しかし、ジョーダン・ピール監督の脚本、主役のルピタ・ニョンゴと脇の俳優の演技が、見ていて目を離せない。

残暑厳しい昨今ですが、夕涼みがてら「お化け屋敷」に入るような感覚で、この作品を見てください。

「怪談」に涼を求めるのも一興かと。怖いですよ…。

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