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2019年04月10日21:03

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「万年ヒラ」は思ったほど楽じゃないと思うよ?

『釣りバカ日誌』のハマちゃんじゃあるまいし……。

正直言って、こんなふうに
向上心や野心のない社員ばっかりになったら
本人は良くても経営者は困るだろうねぇ……。

というか、以前
とある経営者の会合に顔を出したら
「出世したくないという若手ばかりで困る」と
経営者の方々が実際に言っていた。

あんまり社員に欲がなさすぎると
インセンティブで頑張らせるという
手が効かないし、
次世代のリーダー(管理職・幹部)の
なり手がなくなるからである。

まぁ大手企業や大きな組織なら、
出世志向や幹部候補生的社員もそれなりにいるはずだから
別に大した問題でもないのかも知れないが。

親父がまだ現役だった頃、
割といい大学を卒業して、
仕事でも優秀だったある若手社員が
「僕は万年ヒラでもいいんです」
とうそぶいた。

親父は彼に対して、

「あのな。
50代になってまでヒラだと、
周囲から、あいつは何か難ありの奴だと見られ、
痛い目線が突き刺さったりする。
中年になってそれはけっこう心理的に辛いぞ?
だから、本当に楽をしたかったら、
すこーしだけ昇進した方がいい」

と諭したそうな。
親父は自分が言った通り、そこそこの役職まで昇り、
何年も前にめでたく定年退職した。

その後の彼がどうなったかは
つい聞きそびれた。

親父みたいな公務員ですらこうだから、
民間企業だったら、
こんな社員こそ
リストラの第一ターゲットになりかねないのではなかろうか。

そうではなく、
常に最新の専門スキルをキャッチアップして、
職場に「戦力」として重宝され、
人格円満で誰からも嫌われず、
リストラ対象には引っかからないながら、
管理職として
その経験と知識と人徳を生かして、
若手を指導監督してくれないか、とか、
なんであの人があんなポジションのままなんだ?
もっと重用しないと!などとは
上層部に思わせない
絶妙なポジションを維持し続けて
70までヒラかそれに近い立場で
会社に居座り続けるのは
ある意味ずいぶん大変なんではないか、と思うのだが。

中立的な人間関係を維持して
誰からも嫌われないようにしたら
そりゃ「人間関係」は楽だろうけども……。

出世させられないための努力が
面倒でない人にとっては
「いいこと」だらけかも知れないけどねえ。

――――
■「出世を放棄すると人間関係はラク」50代の平社員は“いいこと”だらけ
(日刊SPA! - 04月10日 16:32)

 少子高齢化が進む昨今、長く働き続けることはもはや必然に。かつての「働き方」がいよいよ微塵も通用しなくなるこれからの時代、60歳以降の人生を確実に乗り切るうえで必要となるものとは一体? 経歴よりも資格よりもずっと重要となる「サラリーマン生活の適切な終え方」ここに考察する――。

◆出世よりも、あえて現場社員を極める
田中正雄さん(仮名・55歳)年収700万円

 目先の昇進や花形部署への転身は丁重にお断り。そうして世間一般の会社員とはあえて逆の道を進むことで、定年後の生き残りを狙うのが、大手通信会社でシステムエンジニアとして働く田中正雄さん。

「僕は人付き合いも苦手で、40歳を迎える頃には、すでに『自分の出世の限界』が明確に見えていました。ただ、妻子もいるし、住宅ローンもまだ20年近く残っている。そのため、今の会社でともかく長く居座れる方法を模索しました」

 そこで田中さんが目指したのが、「一生働ける現場社員」だ。

「一度管理職になると職歴やプライドから、再雇用されたとき、一平社員に戻されることに抵抗を持つ人が多い。でも、現場社員でいると決めてしまえば、変なこだわりも生まれないし、会社側からも変わらぬ戦力として重宝されます。問題は、スキルが古くなること。ずっと現場で働けるように最新の専門スキルをキャッチアップするように心がけています」

 また、再雇用で気になるのが、職場での人間関係。だが、この点でも田中さんは戦略的だ。

「一度出世を放棄してしまえば、人間関係はラクですよ。同期や後輩を妬むこともないし、素直に応援してあげられるから、相手からも嫌われない。上司にも変に反発しないので、疎まれることもありません。『あの人は敵じゃない』と思われるような中立的な立場を維持することで、マイペースに立ち回れるようになります」

◆70歳まで働くためにハードワークを避ける

 そして、定年後も長く働くために、田中さんが何よりも心を配っているのが健康面だ。

「40代中盤までは出張なども多く、かなりハードワークだったんですが、『少なくとも70歳まで働くなら、体にできるだけ負荷をかけたくないな』と思い、昨年希望を出して、比較的緩いプロジェクトに担務変更させてもらいました」

 こうした異動希望も出世を気にしてないからできること。「会社員人生の終活」を考えるうえでは、田中さんのように「長く・細く」働き続けられる人こそが、究極の勝ち組なのかもしれない。

【プロの視点】
「何歳になっても、素直に上の言葉に従い、現場で一兵卒として働ける人は貴重な戦力。こういうタイプの人は、再雇用に応募しても、妙に卑屈にならず、飄々と働き続けられるはず。ただ、定年後、収入自体は確実に下がるので、生活費を見直し、低コストな生活を始めましょう」(経営コンサルタントの中沢光昭氏)

― 会社員人生の終活 ―
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=81&from=diary&id=5575455
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