mixiユーザー(id:3039288)

2019年01月30日21:00

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げに醜きは人也

詳しくは書かないが、また人の汚いものを垣間見た。
生きるという事は、汚い事でしかないと思う。

作家として、全てを理解しようとすればする程、闇を覗く事になる。
時折、何もかも放棄したくなる程の拒否感を得る事もある。

私が綺麗な作品を書くのはその反動かもしれない。

でも本当は知っている。
この世はクソだ。
クソッタレだ。

南国で過ごした某作家のドキュメントでも垣間見える。
この国の歪み。
いや、人の歪みか。

だがら反吐が出そうになる。
正直に生きる事が損をし、仮面をかぶる者が小狡く立ち回り得をする。

そんな事を知る度に全てを破壊したくなる。
心に宿るは狂気。
全てを溝板に落とし込み、思いのまま暴威に身を委ねたくなる。
理性は押しとどめるが、それが正しいのかと自問自答する。

そんな時はそっと目をつぶる。
だが忘れはしない。
心の織に閉じ込め、そこから離れてゆく。
織で飼いならされた闇は、いつしか獣となる。
その獣に身を委ね、私はその指先を弾くのだ。

忘れてはならない。
でも、慣れてもいけない。
慣れれば、同じ穴の貉になるだけ。

だから、私はこのクソッタレな世の中を憎む。
そして、クソッタレな人を憎む。

憎み続ける事が、私の唯一の抵抗の証なのだ。
染まるな。
非難せよ。

非難し続けよ。
でも、寛容ではあれ。
人はそれほどに弱いのだ。

強くあれるのは、ほんの一握りでしかない。
でも、受け入れれば飲み込まれる。

だから、反目するのだ。
反目し続けよ。
作家であるために。
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