夜陰の頃

　バックヤード/リビング/夜/晴れ

　中「ふひぃー。寒くなったな。」
　ミ「ですね。暖房点けましょう。買い忘れはありませんか？」
　中「とりあえず良いかな。何か飲むか？」
　ミ「ぁー、開けちゃいましょうか。」
　中「ほいよ。もぎたて。」
　ミ「有難う御座います。克己さんは缶のハイボールですか。珍しいですね。」
　中「これもこれで中々。」
　ミ「ふふっ、お肴さんはこんなところですかね。」
　中「だな。んじゃ。」
　ミ「はいなはいな。乾杯。」
　中「乾杯。」
　ポ「随分ささやかだな。」
　中「ん。起きたのか。少しやるかい？」
　ポ「ぁー、邪魔して良いなら。」
　ミ「ビールとチューハイとハイボールの缶しかありませんけど、良ければ、ですね。あ、所望品はこちらです。」
　ポ「あんがと。んじゃビール。」
　ミ「はいな、どうぞー。」
　中「んじゃ。」
　ミ「かんぱーい！」
　中・ポ「乾杯。」
　ミ「わぉ、相変わらず凄い飲みっぷりですね。」
　ポ「そうか？」
　中「奢った甲斐があると思える飲みっぷり。」
　ミ「ですね。」
　ポ「折角だからな。」
　青「……ぅー。」
　ミ「あら、寝ぼけた奈々さんが。」
　青「……ぉー。」
　中「…神崎君の膝に収まったな。」
　ポ「ったく、寒くないか？」
　青「……んー。　…ん？　…ボクはチューハイでー。」
　ポ「はいはい。」
　青「…三人は夜な夜な何してるだよ？」
　ミ「克己さんと智也さんの煙草が切れたので買い出しですかね。奈々さんが朝に飲む野菜ジュースもありますよ。」
　青「……っは。後三十分しかないだよ！　…ボクのもぎたて早く〜。」
　ミ「はいなはいな。」

　遅くても一時まで。