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2019年01月08日00:22

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宗教「じみた」というか、日本の企業は宗教だから!【長文】

実際のところ、日本企業は宗教から多くを学んでいる。

ビジネス雑誌にも時々宗教の特集が出る。
これは経済界に
宗教教団の情報に対する需要があることの証左だろう。

たとえば、松下幸之助が
天理教の熱心な信者だった取引先に誘われて天理教教会本部を見に行き、
そこで信者の「ひのきしん」を目撃して感銘を受けた
というのは有名な話である。

「ワシとこの社員は給料が少ないと
 文句ばかり言って働かんのに、
 信者さんたちは、
 無償でも嬉々として奉仕している……なんでや?」

そこで幸之助は、崇高な理念があれば
人は見返りを求めず、
しかも喜んで働くということに気がつくのである。
そうして生まれたのが、
便利な製品を湯水のように提供するという、
かの「水道哲学」だった。

悪く言えば「やりがい搾取」の原点である。

パナソニックの朝礼も、
実は天理教の「朝づとめ」が原型という説がある。

京セラや盛和塾系企業の「フィロソフィ」なんかも
宗教団体の教義と同じで、
立派な理念によって社員の「ベクトルを合わせる」、
つまり経営者・幹部と社員に
共通した指向性や一体感を持たせる意味がある。

崇高な理念や目的=教義
その企業特有儀礼=儀式・典礼
企業固有のルール=戒律
崇拝すべき創始者=教祖
企業のシンボル=宗教の象徴(キリスト教における十字架など)

など、企業…とりわけ日本企業は
教団宗教と共通する要素を数多く持っている。

戦前の日本企業にもあったと思うが、
特に戦後日本の企業の多くは、
教団宗教の仕組みを
意識的にせよ無意識的にせよ取り入れてきた。

戦前から戦後しばらくまで、日本企業といえば
「安かろう悪かろう」「物まね」の代名詞だった。
それがいつしかその悪評を払拭して、
メイド・イン・ジャパンなら間違いなしというくらいの
世界的な信頼を築き上げた。

それは恐らく、日本企業(人)が
信仰心にも似た情熱を製品開発や品質・サービス向上、
販路開拓などに注ぎ込んできたからだと思う。

そして実際、戦後のある時期までは
企業と日本国家と個人の発展がリンクすると信じられた、
ある意味「幸福な」時代でもあった。
企業への信仰と奉仕が報われる時代だったのだ。

しかし平成の時代、
日本が失われた10年とか20年とか言われる時代にさしかかると、
企業経営陣と幹部もまた、
経営難を理由に社員をリストラしたり、
就職難をいいことに、
社員に理念を注入しながら酷使する労働搾取に走った。

それどころか、経済メディアさえも
たとえばワ〇ミやユニク〇などのように、
労働搾取によって不況下で急成長した企業、
つまり今でいうブラック企業を
新時代のホープとしてもてはやしたりもした。

こうして
もともと宗教っぽかった日本企業はカルト化した。
(全部が全部そういうわけではないが……)

一般社員はその中で、
ややもすると会社に滅私奉公しすぎて、
給料が安すぎたり、
仕事に追われて私的な時間がなくなったりして、
私生活の中の私生活である
性生活や家族生活が成り立たなくなった。

そりゃ少子高齢化にだってなるよ!

さて、話が長くなったが、
要は、戦後日本の企業は
そもそも宗教から大きな影響を受けているので、
「宗教じみた」会社かどうかよりも、
「そのルールで自分が生きていけるか」
という視点から会社を見てほしいということである。

その結果
「これはダメだ、生きていけない」と感じるのであれば、
その直観を信じて、
完全に洗脳される前にそこを辞め、
別の道を探したほうがいいですよ、ということである。

――引 用――
■宗教じみた会社のルールにドン引き
「朝礼でお経を唱える」
「各支店に社長の写真を飾る」


「入社した企業の雰囲気が独特すぎる」「宗教のような、一風変わったルールがある」
社会人になってそんな経験をした人もいるのではないだろうか?
会社の研修や習慣の中には、企業色が強く独特なものがあるようだ。企業口コミサイト「キャリコネ」には、まるで宗教のような会社のルールを体験した口コミが寄せられている。【参照元 キャリコネ】

「新人研修では早朝から大声で叫ばされ、みんな喉が枯れて声が出なくなった」

「各支店に社長の写真が掲示されており、宗教団体の気味悪さを感じた」(法人営業、20代後半、男性、正社員、年収800万)

「朝礼では毎日お経を唱えさせられるため、宗教が嫌いな私にとっては苦痛でした。新人研修では早朝から大声で叫ばされ、同僚はみんな喉が枯れて声が出なくなるほどやらされました」(店舗スタッフ関連職、10代後半、男性、正社員、年収220万円)

口コミでは、「朝礼でお経を唱える」「毎朝、独自の指針を唱和する」など、まさに"宗教"そのものを感じさせる社内ルールや習慣などが寄せられた。

なかには、「各支店に社長の写真を飾っている」という会社も。社内では当たり前のルールも、新卒採用者や転職組など外から入ってきた立場からすると、雰囲気が独特すぎて違和感を覚えるかもしれない。

仕事内容よりも、宗教じみた研修や習慣に馴染めず、退職を考える社員もいるだろう。
おかしなルールを無理強いされ、仕事がはかどらない。または、精神的に耐えられない場合は、転職を視野に入れるのも1つの手だ。

その際は、転職先の会社の独自ルールや研修の雰囲気などを事前にリサーチすべきだろう。

「創業者や理事長をあがめる」「自社を自画自賛」

「ベンチャー系のような軽い社風。ネットワーキングと称する社内人脈構築イベントが多い。自社のすばらしさをひたすら誇張しており、自画自賛系の宗教団体のようにも思える」(経営コンサルタント、30代前半、男性、正社員、年収899万円)

「創設者や理事長をあがめる様なやや宗教染みた雰囲気が、組織内に今も漂っている。伝統的に受け継がれている社内での掛け声や先輩職員に接する時の作法等に非常に厳しい。慣れない内は独特なのでストレス等が溜まるかも」(教師・インストラクター、30代後半、男性、正社員、年収450万)

「宗教的な要素が強いです。とにかく創業者を崇拝しており、そういう人が能力に関係なく出世します」(電気設計、30代前半、男性、正社員、年収400万円)

口コミでは、「自社の素晴らしさを誇張して盛り上がる」「創業者や社長をあがめる」など、「崇拝系」の実体験も目立った。これらも、はたから見れば異様な空気でついていけない習慣だ。

また、「創業者や理事長を崇拝する人物が出世しやすい」という口コミもあり、そうした仕組みが宗教じみた雰囲気をますます強固なものにしていると言える。

企業のカラーはさまざまだが、宗教色が強い習慣や社内の雰囲気は、実際に入社して初めて見えてくる一面だ。その空気感が自分に合えば問題ないだろうが、生理的に受け付けない人もいるだろう。

就職前に会社の雰囲気すべてを理解するのは難しいが、経験者の話や企業の口コミを参考に、慎重に見極める必要がある。

(キャリコネ - 01月06日 09:51)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=5445679
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