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2018年11月05日00:10

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初冬の日


 バックヤード/リビング/夜/雨

 ミ「時に克己さん。」
 中「ん?」
 ミ「……反応が早くてびっくりです。」
 中「ああ、アレが潰れたら僕の出番だからね。ぁー。結局何も変わらんと思うけどねぇ?」
 ミ「さよですか。」
 中「で?」
 ミ「…………本当に捨てたんですか?」
 中「……さぁ? 僕は此処に在るし、アレもあっちに在る。如何だろうねぇ?」
 ミ「……何考えてるんですか?」
 中「…知らん。って言うんだろ。多分。」
 ミ「…はぁ、左様ですか。」
 中「……まぁ、良いだろう。別に。君が気にする事じゃないよ。」
 ミ「…………マスターが言うならそうなんでしょう。納得しませんけど。」
 中「ああ、そうだ。上物の日本酒が有るんだった。」
 ミ「冷蔵庫の後ろですね。持って来ます。」
 中「頼む。」
 ミ「……本当に今夜は反応が良いですねっ!」
 中「…………。」
 ミ「……冗談です。冗談じゃないですけど。」
 中「……僕に言われてもなぁ。」
 ミ「…確かに。肴は如何します?」
 中「おでんとあたりめが有っただろう?」
 ミ「りょーかいです。」
 中「頼むな。」
 ミ「はーい。」
 

 中「…………さて。如何かね?」


 そんな。知るか。 
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