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2018年07月06日05:14

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映画『オンリー・ザ・ブレイブ』

2013年にアメリカのアリゾナ州で発生した巨大山火事に立ち向かった消防精鋭部隊ホットショットの実話を描いている。
森林火災の猛威と恐怖の実態・・そして、巨大な炎を前にしながらも、男たちの勇姿に引き込まれる内容だ。

また、二人の主人公による描き方が非常にうまい。
森林消防の精鋭部隊“グラニット・マウンテン・ホットショット”リーダーのマーシュ。
屈強な男たちをまとめる父親的な存在で、厳しさの中にも優しい一面を覗かせる。
そして、恋人の妊娠をきっかけに真面目に生きることを決意し入隊したブレンダン。
地獄のような訓練に耐えながら仲間たちとの絆を深め、少しずつ成長していく。

ところで、“防火帯”と言う消火方法を初めて知った。
森林火災の鎮火は通常の火災と違って「水」を使わない。
目には目をのごとく、火には火を・・炎で炎を制する決死の消火シーン映像に圧倒される。
風向きや温度、湿度を計測し、炎の動きを予測する。
クワを手にして迫り来る炎を食い止める溝を堀り、火のついた油をまいて周囲の木々を先に燃やして延焼を防ぐのだ。

しかし、実話と知らずに観ていたので最期のシーンに絶句させられた。
この結末はネタバレになるので触れないが、どうしてこんな事態になったのか?
ストーリーに疑問を感じても、さすがに実話の筋書までは変えられない。
ネット上の評価も☆4つと好評価なので、皆さんもぜひご覧頂きたい。

さて、本作のジョセフ・コシンスキー監督と言えば、トム・クルーズ主演の『オブリビオン』(2013年)が代表作で、今後に『トップガン』(1986年)の続編『トップガン:マーベリック』の監督が決まっている。
この続編は2019年7月全米公開予定(日本公開日は未定)なので楽しみだ。

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