平穏で退屈な夜-#6"ゲーム部屋の朝"

　バックヤード/ゲーム部屋/早朝

　ハ「…………。」
　威「……ハク殿、調子が良いのは分かるでござるが。」
　ハ「！　……。　……もうご飯ですか、二分待って下さい。」
　木「うぃー……。」
　グ「うぃー……。」
　威「……お二人の分も持って来たでござる。さっさと食うでござるよ。」
　木「悪ぃな。」
　グ「さんきゅー。」
　威「飲み物は如何するでござるか？」
　木「んー……酒で良いかな。」
　グ「……かな。休みだし……今日は幸輔貪る。」
　ハ「……貪れる兄さん。　どんな効果でしょうね。」
　威「……恐らく、否、確実にデバフでござる。」
　グ「…にひひ〜…悪ぃな幸輔〜♪」
　威「兎に角。さっさと食うでござるよ。全く、休みとなると誰もだらしないでござるなぁ。」
　木「…まぁ、休みだからな。グミ貪ってるのが一番幸せだし。」
　グ「……にひひ……。うん。ありがと。飯食うか。」
　木「はいはい。」
　ハ「あ、がくぽさん、この後なんですけど。」
　威「キラーはもう良いのでござるか？」
　ハ「はい。もう片付きます。」
　グ「おぇ、忘れた頃にメメントかよ。」
　木「…まぁ、ハクだからなぁ。」
　ハ「万全の上の罠を張って止めと成すのですよ。　……ふふふふふっ。」
　グ「こ、こわっ！　お前対人強過ぎなんだよ！」
　木「…ボードゲームでその手使うのは止めてくれ。」
　威「……はぁ……。　兎に角、ちゃんと食べるでござる。奥様が特別に栄養バランスを考えて作って下さったでござるよ。」
　木「ん、成程、野菜と肉のバランスが良い。」
　グ「うん……味も良いな。」
　ハ「……添えた魚の存在感が抜群ですね。白河さんって栄養士の方なんですか？」
　威「拙者も聞いたでござるが、違うそうでござる。でも、よく徹夜をするのは良くないとすっごい怖い顔で仰ったでござる。」
　木「……なんか、いつも貧乏くじ任せてごめんな。」
　グ「……だな。ありがとうな、がくぽ。」
　ハ「……成程、成程、味付けはこうすれば良いんですね……ほぉ……。」
　木「……おい、トリップしたぞ。後は頼むな偽侍。」
　グ「ん。部屋に持って帰って食べる。食器は昼までに返す。で。」
　威「…………逃げるな、でござるが、はぁ、良いでござるよ。」
　木「悪いね。今度日本酒買ってくる。」
　グ「つまみはあたりめで良いか？」
　威「良いでござる。」
　ハ「……ほぉ……成程、成程！」
　威「…ハク殿、また向こうまで行ってるでござるよ。」
　ハ「……！　あ……すみません……。」
　威「……さて、拙者も食事を済ませるとするでござる。」
　木「ん。じゃな。」
　グ「んいー。じゃなー。」
　ハ「………はーい。」
　威「ほぉほぉ、成程旨いでござるな。」
　ハ「……幸せです。」
　威「…それは重畳、でござる。」
　ハ「……ですね。」


　そんな。その後サバイバーで連戦。五戦四勝くらいの勝ち模様で満足。