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2018年06月26日08:16

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書けない日々

最近長文を書いている。仕事的に書くことというのが多いのだが、ここ数週間は仕事以外でも書くことが多い。特に先週末はほぼ週明けまで書きまくっていた。とはいえ、長時間書けば沢山書けるというわけではなく、時間が長ければながいほど、書けない時間が増える。それは年齢を重ねれば重ねるほどできなくなることが多くなる、加齢にも似ている。老化は最終的にそれを受け入れるか入れないかになるのだが、対価をいただくという社会的評価にさらされている以上、何かしらの能力というのは、自分で納得すればいいということではない。厳しい。

むかしはスラスラ書けていた。どちらかといえば、次から次へと沸いてくるイメージなり想念やらというのを文字にするのが追いつかず、文脈が崩れるくらいだったのだが、今はそれがない。逆にひねり出さねばならない、書いてはとまり、たおまっては考え。そんなことを繰り返すウチ、子供のころみた、とんちアニメのテーマソングが流れる。ほぼコメディーなストーリにたまにシリアスなネタをぶっ込んでいるコンテンツ。エンディングのセンシティブな雰囲気と対照的に間の抜けたオープニングテーマ。いうまでもなくその曲調はクリエイティブな感覚を阻害するのだが、そんなのが思い浮かぶくらいだから、まだまだ余裕があるのだろう。

とはいうものの、どんなに、スタッグし辛くとも、書くこと自体は嫌いではない。最近ふって沸いたように山登りを始めたのだが、それと共通するのだが、嫌いだったらそもそも山なんて登らないように、書きたくなければ書かない。ちなみにいうと登山=山登りと山歩きは違い。オリエンテーショナルでピクニック気分の後者にくらべ山歩きのやっていることは、ほぼ行者のそれと違いがない。苦しいが登る。痩せたい、健康のため、気分転換ひとそれぞれの反射的利益を口にし、その最たるは山頂からの景色、なのだが、そんなの8Kでも観ればいいという人もいれば、雨降ったらどうすんだ、口にする輩もいる。しかし登る、時間とコストをかけて。コスト、といえばソコに至るまでの交通費もさることながら、「なんでそんなに」というくら登山用品というのは高価だ。

ツール品が高価だというのはゴルフやら、いわゆるお金持ちの享楽というものは概ねそうなのだが、その辺のやってる(やれる)レイヤーに所属している優越感なるのが、後押ししているのかも知れない。昔はそうに違いないと思っていたが、こと山に登ってみると、それだけではないことが腑に落ちた。その手の感覚は文字にしようとすると、陳腐になってしまうものだが、がんばって表現すると、世の中に実在しているというキワキワに抽象的なロケーションを苦痛によって腑に落とそうとするときにしか行けないこころの境地。あー陳腐だ。まあ、おそらく、書けないことは次の書けることに繋がる。そう信じるしかないだろう。できるもできないも作為も不作為も、なにかしらの属性を付与されて世に存在しているのだろうから。などとごちゃごや書いているが、結局のところ書けないことのエクスキューズを書き連ねているだけな気が.....

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