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2018年07月01日01:41

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青年団「日本文学盛衰史」ちょい感想

 平田オリザさん作・演出の青年団の「日本文学盛衰史」というお芝居を見ました。時代は明治時代、日本の近代化のため、「言葉・文学」を近代化しなければと悪戦苦闘していた作家たちの物語。森鴎外、二葉亭四迷、夏目漱石、島崎藤村、樋口一葉などなど日本史の教科書に出てくるような作家たちが自分の理想を熱く語ったり、創作にまつわる苦悩を語ったりします。難しい内容かなと思ったのですが、どっこい笑いに満ちた面白い作品でした。
 登場人物の喜怒哀楽がはっきりした人間臭さが面白さの要因の一つ。
加えてふんだんに盛り込まれた時事ネタも凄く笑えました。夏目漱石からラインで猫のスタンプが送られてきた、とか、今話題の大迫半端ないネタのパクリ、ドラマや演劇の批評などなど。それでいて、言葉を使う事の難しさや、言葉の怖さ等も伝わってきました。面白くて、それだけではない奥の深さもある作品だったように感じました。
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