死刑！ウルトラ5兄弟

録画していた「アメトーーク　ウルトラマン芸人」をそういえば見ようかなあ、見たらウルトラシリーズがまた見たくなるなと思ったらプライムのウルトラシリーズほとんど終了してんの。
いつか復活する日まで封印。


・アベンジャーズ　インフィニティ・ウォー



凄まじい映画を見たなあ…(2週間ぶり今年2回目)。
まさか「バトルロイヤル」の直後から始まるとは思わなかったし、オープニングからあんなことになるとは思わなかったし、みんな大好きなあのキャラが初っ端から…だし、全体的にハードな物語の中で社長・ドクター・スターロードの「人の意見を聞かない3人組」による掛け合いやドラックスらGOGメンバーによるコメディパートはほっこりするし、クライマックスの衝撃は筆舌に尽くしがたいし、スパイディの台詞には社長ならずとも号泣ものだし、と思ったらエンドロールでもうひと衝撃来るし、実質主人公は○○○だし、これだけヒーローが登場しているにもかかわらず、殆どのキャラにそれなりに見せ場があるというバランス感覚もいいし(ただしヴィジョン、てめーはダメだ)、とにかくオープニングからエンドロールまで150分間感情が揺さぶられっぱなしの、稀有な映像体験でした。

それでも諸手を挙げて傑作と言い切れないのは、やっぱりシリーズ鑑賞者前提のハードルの高さ(最低でもアベ前2作、シビルウォー、バトルロイヤル、ブラパンは観ておきたいけど、特にブラパンは劇場で観てないと鑑賞不可能)と、これが前後編の前編であること。更に個人的に大好きなキャラが2人不参加なこと。いくらなんでもアベンジャーズに協調性がなさすぎること、それと一番感じたのが設定やストーリー云々以上に、キャラの魅力の引き出しが今までの作品頼みだったこと。個人的には「この作品で新たな魅力を発見できた、既存のキャラクター」がいなかったように思えた。本当にピーキーな映画というか、「大好き、最高！」という人と「訳が分からねえし、感情移入できねえ」という人が多いんじゃないかなあ。
もう上映は終了しているはずなんでこれから見る人はソフト化かリバイバルということになるだろうけど、「最低限この作品は」じゃなくできれば今までの作品全部見て欲しいなあ…と無茶だと思いつつも願います。


・ワイルドタウン　英雄伝説


※日本語トレーラーが無い…

ロック様ことドゥエイン・ジョンソン主演、屈強な特殊部隊員が腐敗した故郷から悪を一掃するステロなお話かと思いきや、なんとコレ実話なんだそう。
昨今の作品と違い、今回のロック様は決して無敵でも超人でもない(角材ひとつで6人をブチのめすほどには強いけど)にもかかわらず直情的で無茶をするので、見ている方は結構ハラハラさせられる。それでも故郷のため、町の権力者に身一つで挑みボコボコにしていく姿はやはりロック様ならでは。
演技も粗削りでなく、落ち着いたものでセリフをしゃべらせると平凡だが表情や目線での「無言の演技」が上手い。ロック様とは別方面にキレた相棒役には、のちにジャッキーと共演することになる「ジャッカス」のジョニー・ノックスビル。
家族、特に甥のピートやヒロインに関して掘り下げたり、クビにした警官たちとひと悶着あっても良かった気はするが、監督は今回映画デビュー作とのことなので、無理せず主人公周りのみまとめたというところか。胸の傷で無罪になったり、敵への挑発でテールランプ割ったり、おかしなところもちょいちょい。
とびぬけていいわけでもないが、80分という短い尺に無難にまとまっていて午後ローあたりで観るにはいいんじゃないかな。