雨の降り方が確実に春ではない。かといって梅雨ぽっいジメジメとした感じでも無く、その終わりや夏のような激しさもない。激しいには激しいが、降りが激しい、といううより風を伴っている。かつ、台風のように湿った空気感はない。不思議な空気感だ。
景色を若葉の色が掠めているのでそう見えるのかもしれない。職場の窓から見える山々の稜線。ソコに生える木々のひとつひとつが克明に見えるというわけではないが、強めの風に撓りながらも軽やかに雨水をはじいている。そんな降り注ぐ先が冬のような枯れ木ではなく、梅雨や夏のように、長雨や暑さにうんざりしている風でもない。まあようは若い。
連休明けなのでアホみたく晴れると気が抜けてしまうのだろう。雨が降っていた方がいいような気がする。雨はネガティブな感情を沸きおこさせるのだが、こんな場合はそんな感じの方ががしっくりくる。
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