全国の交通安全運動と同時に、このちいぽけなブログでも交通身の安全運動を展開することにしているのだが、
この春はやり過ごしてしまった。
いつも犬の散歩に行く交差点にテントが出ているのには気付いたのだが、
自宅からの発掘品の話ばかりしているうちに、十日間は過ぎ去ってしまった。
交通ルールを守るべきだ。
私は単純にそうは思っていない。
ルールを守っていたって、事故に遭う時は遭う。
事故に遭った時に「自分はルールを守っていた。」と言い切れることが、
相手との交渉時に役立つ、とは思う。
でも、そもそも事故に遭わないためには、結局はルールでも設備でもなく、
自分の目や耳や行動がどうあるか、ということになると思っている。
道を歩いていても、いつもそうやってちょっとヒネた気持ちでいる。
※
片側2車線の広い道を運転していて、赤信号で停止している時のことだった。
運転席から真横を見ると、右側の歩道には、交差点から20mほど手前のところにバス停が有り、
そこに若い男性が一人待っている。
その歩道の、私にとって背後の方から、70歳くらいの男性が歩いて来る。
さらにその後ろから、やはり70歳くらいの男性がゆっくりと自転車で来る。
前方を見ていると、右の方から「あぶないぞ!」とダミ声が聞こえた。
見ると、70男がバス停を過ぎた辺りから、道路を斜めに横断している。
これに向かって、自転車の男性が声をかけたものだろう。
バスを待っている人は若くてそんな声ではなさそうだし、スマホを覗き込んでいる。
斜め横断は本当に危ない。
右左折して来る車から、斜めに横断している歩行者は実に目に入りにくい。
横断歩道の範囲に注意していると、かえってそのすぐ横から出てくる人に気付きにくい、という面も有る。
ところが、この直後、私は驚いた。
自転車の男性は、その交差点を渡って、先の歩行者と同じ方向に行ったのだが、その際、
横断歩道の数m手前から斜め横断をしたのである。
ゲゲッツ、あんた、他人に「あぶないぞ!」と怒鳴るくせに、
自分も斜め横断するんかい!
しかも、斜め横断する自転車が横断歩道にさしかからんという頃に、
交差する右の道から左折車が出て来た。
これが危ないんだってば。
※
まあ、そんなものかもしれない。
私もこのダミ声爺と似たようなものだ。
ひとがやっていることの危なさは見えやすい。
自分は安全を確認して行動しているつもりになっている。
でも、自分から見えない所から、危険はやって来る。
やれやれ。
今日も道路が平和でありますように。
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