画像は高台寺のサイト
http://www.kodaiji.com/event.html より。
京都市東山区高台寺下河原町526番地にある高台寺(こうだいじ)では、恒例の「春の特別拝観/春の夜間特別拝観」が行われています。
今年(2018)は3月9日(金)〜5月6日(日) までです。
高台寺では、「バロン吉元/寺田克也 バッテラ展」と夜間特別拝観「『平和』〜プロジェクションマッピング〜」が催されています。
波心庭ライトスケープ
今春の波心庭(方丈前庭)ライトスケープは「平和」がテーマです。世界情勢が不安定な近年、「国境や宗教を超えて全ての人々が愛に包まれるひと時を過ごしてもらいたい」という思いを込め、高台寺が所蔵する「聖母子像に花鳥文様刺繍壁掛」に描かれているマリア様をモチーフにした女性の愛を、宇宙のスケールを用いたプロジェクションマンピングを用いて表現しました。
庭園ライトアップ
史跡名勝「高台寺庭園」を秀吉公の辞世の句「夢のまた夢」をうけて暖かい照度で幽玄の世界を現出させます。境内はさらに臥龍池の水鏡の美しさとその周辺の新緑、また竹林・堰月池周辺の松などを照らし、自然の中に幻想さをかもしだします。開山堂・観月台・霊屋は、秀吉公・ねね様の思いを表すかのように内部に明かりを見せ、芝生庭園は鶴の背をあらわす築山、所々に配られた石組みに特色があり、それぞれを際立て、高台寺蒔絵の趣向を意図しています。
圓徳院(えんとくいん)では「禅寺体験ことはじめ・光の糸が紡ぐほとけさま展」が、高台寺掌美術館(こうだいじしょうびじゅつかん)では「高台寺に見られる日本美〜京の華やぎ〜」が開催されています。
拝観・開館時間
いずれも9:00〜21:30受付終了22:00迄
拝観料
高台寺・掌美術館
600円
圓徳院
500円
3ヶ所共通券
900円
詳しくは↑のリンク先へ。
高台寺は、1606(慶長11)年、豊臣秀吉の正室北政所が、秀吉の菩提を弔うため創建しました。
臨済宗建仁寺派です。
伏見城の一部を移築して壮観を極めましたが、火災に遭い、今は表門、開山堂、霊屋と茶室傘亭・時雨亭(いずれも重文)観月台等を残すのみです。
秀吉と北政所の坐像を安置する霊屋内部の須弥壇などに施された蒔絵文様は、「高台寺蒔絵」として有名です。
茶室傘亭の天井は、竹が放射状に組まれており、から傘を開いた様子を表した珍しいもので、時雨亭とともに、桃山時代茶室建築の代表的なものです。
池泉回遊式庭園は史跡・名勝にしていされています。
圓徳院は、高台寺の塔頭寺院で、開基は北政所の甥の木下利房です。
方丈の襖絵は長谷川等柏の筆(重文)で、現在は復元画を展示しています。
北庭の枯山水は桃山時代の風香を伝え国名勝指定を受けています。
臨済宗で、1605(慶長10)年の建立で1632(寛永9)年頃寺院となりました。
伏見城の化粧殿及び前庭(北庭)を移築し、北政所がその晩年を過ごしました。
化粧御殿は焼失したが、前庭は北庭として残っています。
高台寺と圓徳院の通常の拝観、および、掌美術館の通常の観覧は、
時間
高台寺
9:00〜17:00受付終了17:30閉門
圓徳院
10:00〜17:00受付終了17:30閉門
掌美術館
9:30〜18:00
拝観・入館料
高台寺
600円(掌美術館を含む)
圓徳院
500円
掌美術館
300円
3ヶ所共通券
900円
高台寺へは、
京阪電車「祇園四条(ぎおんしじょう)」駅6・7番出口〜四条通を東へ、八坂神社石段下〜東大路通の東側歩道を南へ、ホテルサンラインと貸着物屋の間を東へ、石柱の道標に従い南へ、徒歩約15分。
阪急電車「河原町(かわらまち)」駅1番出口〜四条通を東へ、八坂神社石段下〜東大路通の東側歩道を南へ、ホテルサンラインと貸着物屋の間を東へ、石柱の道標に従い南へ、徒歩約20分。
市バス80・86・202・206・207・楽洛東山ライン、京都バス18、「東山安井(ひがしやまやすい)」停留所(急行通過)〜東山安井交差点を東へ、丁字路を南へ、石塀小路を東へ、徒歩約7分。
有料駐車場(1時間は無料)は100台分ありますが、出入りが混雑箇所にあたるため、自家用車の方はパーク&ライド
http://kanko.city.kyoto.lg.jp/okoshiyasu/kashikoku.html をおすすめします。
パーク&ライドとは、自家用車は混雑する市街地や観光地には乗り付けず、高速道路出口付近など離れたところに駐車して公共交通に乗り換える、小移動の度に車という大荷物を運ばなくて済む賢くて快適な方法です。
高台寺ホームページ→
http://www.kodaiji.com/
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