DAC故障問題に関して、回路を追いかけてみたら主電源入った後、1秒程度のディレイの後全体の電源が入るようになってて、全体の電源の制御がMAX2Aのトランジスタでエミッタフォロワ。
1秒ディレイは電源投入時のボツッ！っていう音対策だろう。
壊れたのはES9028Q2Mに3.3V供給してるTLV1117と言うレギュレータIC。
耐圧が15〜16V（メーカーによってちょっと違う）。
これがきっちり12V入れても結構な発熱しやがるので、乗っかるギリギリのヒートシンク載せたがトランス式の12V電源だと実質12V以上かかるので動かしながら測ってみると12.5Vくらいでうろうろしてる。
ん〜、これで安定してるならいいけど、ぶっ飛んだということは耐圧越えるような事態が発生したんだろうなぁ。
基板の洗浄がいい加減ぽいので何かの拍子にショートしたのかもしれんけど。
ES9028Q2Mが焼けてショートモードで壊れたらしく、現状レギュレーターを仮に他のものに変えてもレギュレーターがチンチンに熱くなる。
ちょうど基板左下の7805がまるで何も使われていないので、これをヒートシンク付き1A出力のL7809CVに置き換えて、その出力を2個のTLV1117の電源にしてやることに。
パターンを一カ所カットして9V出力に接続。
ネットで同じ基板を扱ってる記事を見るとやはり18V越えの電源だとTLV1117が発熱でシャットダウンするようなので、TLV1117への供給電圧を下げてやらないとダメ。
この改造でL7809CVに十分大きなヒートシンクつけてやれば、20V供給まではもつはず。
オペアンプのMUSES01は単電源だと18Vいるから載せたい人は改造せんとダメだね。
ちなみに写真は壊れて部品を外しまくったES9028Q2M基板だが、9018基板もあまり変わらん。
ただし、中華ES9028Q2M基板は製造元がアホで、電解コンデンサを全部100uFに統一してやがるので電解コンデンサ交換は必須。
�ー膣甘展四僉�35V470uF〜
�▲妊�レイ用：35V220uF〜
���ゥ�ペアンプバイアス安定用：25V47uF〜
�ぅ轡好謄牋堕衢僉Л，茲蟒斗廖Ｄ�ESR35V220uF〜固体高分子コンデンサ推奨
��DACIC電源用：音質を左右する超重要。低ESR6.3V100uF〜固体高分子コンデンサ推奨
�Д�ップリング用：音質を左右する超重要。10V220uFオーディオグレード推奨。電源電圧を15V以上かけるなら耐圧16V推奨。
�┘�ペアンプ電源用：音質を左右する超重要。低ESR35V100F〜固体高分子コンデンサ推奨
耐圧35Vのコンデンサ大きくて実装が不格好なのが嫌なら、低い電源電圧供給で耐圧25V品を使ってもよい。
9018K2M基板はパターンがほぼ同じなのに、そこそこいい部品選定してる上に容量選定もよさげなのでいじらなくてもokだけど、まぁその辺はお好みで。
9028Q2M基板はもう安く上げるためにめちゃくちゃしましたって基板なので、気になる人はオペアンプまわりの抵抗を表面実装品から高精度1/4W抵抗に置き換えるとかした方が精神安定にはいいかも。
これ書いてる間ずっと鳴らしっぱなしにしてみたけど、ヒートシンクは触ってみた感じ40度前後で安定。
トランス電源は140mAしか流れてない。
また何時間か鳴らしてみて飛ばなければこれで決定かな。
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