mixiユーザー(id:23070906)

2018年01月23日07:46

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蓼科山365日 1-23-18 雪

昨日、夕方から降りだした雪は一時強く降り大雪になるかと思われたが、
20cmくらいでたいした雪ではありません。
今朝もまだ細かい雪が舞っています。都会はなれない雪で大変。

都会の人には申し訳ないが、「白河夜船」の内にその「意地」をだして降らせた雪?
「雪女」の悲しみ、希望、想いをすべて降らせた雪.......。

「雪の種類」は多い、泡雪、霧雪、氷雪、粉雪、細雪,粒雪、湿雪、玉雪、灰雪、牡丹雪、綿雪、
などなど.....そのすべてを降らせた雪。


「雪」(瀬戸内寂聴)

戸外は粉雪が霏々と舞い降りている。見ているうちに、雪は方向を変え、右や左に揺れる。目には見えない風にゆすぶられているのが、白い紗幕がはためくように目に映る。

あられのようにさらさらした雪は粉雪で、よく見れば無数の大小がある。ちいさい雪は気ぜわしく走り、大きい雪はゆるやかに舞う。見つめていると目で見る音楽のような気がしてくる。

時々ひたと、すべての雪の動きがゆるやかになり宙でとまったように見える一瞬がある。天地が寂として、ものみなの生命がその時、呼吸をとめたように見える。するとまたいっせいに走りだす。

見えない所でタクトを振っている指揮者の意志が通っているようだ。





森の人
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