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2018年01月04日23:42

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「まるびぃ シネマ・パラダイス!」菊地成孔

12月9日、10日の「まるびぃ シネマ・パラダイス!」は、「ニッポンカゲキ 歌って踊ってる場合ですよ!!」
和製ミュージカル映画の特集だった。
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=69&d=1817

そしてその関連イベント
「菊地成孔 音楽講座 ミュージカル映画編」
 日時:2017年12月9日(土) 17:00〜18:30(10分前開場)
 会場:金沢21世紀美術館 シアター21(地下1階)

これが、やたらおもしろかった。

今回はじめて知ったのだけど、菊地成孔(きくちなるよし)って、
あの、菊地秀行の弟さんなんだって。ずいぶん年のはなれた兄弟ですわ。

菊地さんは、映画批評も結構書いていて、「セッション」批判が話題になっていたりしていたので、期待していたのですわ。

いろいろと差しさわりがあるのでSNSに書くな、と言われたのだけど、
大学で講義しているだけあって、ちゃんとした「音楽講座」だった。

12月31日の紅白歌合戦。
五木ひろしの「夜空」
あの歌い方を粋と感じるのが、大人なんだって、やっと理解できた。
ぴったり合うのは子どもっぽい、と。それが世界の常識なんだって。
目からうろこ。

最近のガンダム、『機動戦士ガンダム サンダーボルト』で音楽を担当していて、
かつて江利チエミがうたった「串本節」を使用していたり、さすがゴダール好きなだけあって、実際にやってることがすごい。

「君も出世ができる」(64)は、ミュージカル映画として評価しながらも
音楽の黛敏郎は全く評価しない。だから公開当時、受けなかったというのは事実だもんね。

今回、この映画見直しましたが、ミュージカル映画としてよくできていますし、
二瓶正也や古谷敏という、「ウルトラマン」出演者の顔が、モブシーンで見えたような。
そして撮影が「ウルトラマン」の内海正治なのです。
フランキー堺がいいのはもちろん、高島忠夫が意外にいいのです。
居酒屋の場面、フランキー堺の客を相手に、店員の中尾ミエが「いなかー」とうたいだすと、まわりの客もたのしそうに見ているというまわりの人の扱いが大変よかったと思う。

「ラ・ラ・ランド」が流行る今の世の中は、たいへん危険だ。

とのことば、心底共感しました。ヘタウマ素人ミュージカルはいただけません。
まねした日本映画が作られないことを祈ります。 ソフトバンクのCMで十分です。
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