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2017年12月27日07:59

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血しぶき部屋

賞与を貰ったりクリスマスだったり、バタバタしていてすっかり忘れていた、そういえば家賃を払っていない。そこにいることに対する対価の総称。くわえているなら電気代金、ガス代金もすっかり忘れていた。職場近くに借りているアパート。自宅があまりに遠すぎ新幹線を使っても2時間はくだらないというリーチに抗するに、どんな最新科学技術を駆使するよりも紀元前から(おそらく)用いられていた便利なシステムを利用している。借家、つまり家を借りること。時間もお金も節約できる。

以前は会社に自分のように(独身やら新人で金がないやら単身赴任やら)事情のある従業員を救済する施設があった。が江戸時代の大名並に内部留保しまくっているアベノミクス前夜閉鎖された。建物自体は残っているのだが、エントランス、食堂、廊下、おのおの部屋の窓ガラスことごとくにベニヤ板が打ち付けられている。2階建ての建物の2階窓まで。塞がないと鳥動物の類いが侵入する、他生活苦の人が侵入し生活したり、子供がいたづらして火を付けたりする。

その建物はいつから建っているのかダレも知らないくらい古い。ちょっと前になるが伝説の役員とよばれる(ナニが伝説なのかよく知らんが)古株の葬儀に参列したが、生前、彼から訊いたことがあるのだが、彼は新入社員のころその建物に住んでいたらしい。つまり、伝説の役員が新入社員であったころからそこにあり、ちなみに彼にしてもその建物が「いつから建っていたのかわからない」‥らしい。

4年くらい前まで自分が寝ウダウダしていた部屋は、実は伝説役員が新入社員のころ寝起していたという部屋だった。ちなみにその部屋にの天井には染みがあった。よく見ると、その部屋建物に因縁をもつ誰かしらの深い想念が浮かび上がって‥というような小話ができそうだ。実際はそんな小話をビヨンドし、本当の血糊。さすが魚屋の宿泊施設、船員やら浜の仕事人やら、血の気の多い連中が連日連夜殺傷沙汰を起こしており、その時に飛び散った血飛沫。なかなか貴重な場所に住まわせてもらったわけだ。
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