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2017年12月15日08:17

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和歌山あたりまで

明日から、というか今晩から大阪へ行く。毎年恒例の行事。思い返せば大学入学来から続いている。最初は地元を出てちりぢりになっている友人達が集うイベントとして始まった。東は東京から南は福岡まで散った知り合いが集結する場所として関西はフェアで(といってもドコでやるかどれだけ遠いかでコンプレを入れる知り合いはもともと来ないだろうが)都市なので痛飲する店の検索にも困らないだろうということで関西は最適だった。初回以降しばらくの会場は神戸。なぜだろう、年末というせわしなさに隠れた、去りゆく1年に対するさもしさのような感情に港町の景色はよく馴染んだ。概ねお昼ぐらいからボチボチ集まってきて、夕方から飲み始める。ひと飲みしたあと、メリケンパークやら神戸大学やらから日本三大とも称される夜景を堪能。シメは朝までカラオケというパターン。

何回目くらいだったか、たしかその年は12月もかなり早い時期に開催。いつものように港で会い、阪神競馬場で開催された3歳(いまでいう2歳)牝馬G1レースを観戦したりしたのだが、たしかその回で初めて大阪に行った。福島あたりで飲んだあげく、お金が無く、とはいえどうしても横になりたいので、梅田のカプセルホテルに泊まった。公衆浴場が併設されており、かなり疲れをとることができた。その翌日、たしか京都にいる別の友達と合流した。まだ予備校生出会った友人をふくめる他のメンバーと別れた後。京都へ行き、その夜はその友人と京都タワー近くのカラオケに行った気がする。シャイ、というより押し出しや気概が強すぎるキャラの友人は結局1曲も歌わず、自分だけがひたすら歌った。というようなエピソードがある関西。

そのうち皆、就職やら、海外へ行ってしまったりやらとメンバーは減っていった。とはいえ自分は仕事で年末に関西へ行くことが多く、出張にくっついた休日など、若い頃を懐かしみながら徘徊した。仕事の都合がかわり、年末に関西に行く用事がなくってもこの12月の時期には毎年行っている、これだけ続けると行事が躰に染みついているのだろう、大晦日にそばを食べずとも年は越せるが、年末に大阪でたこ焼きを喰わなければ新年はやってこないような感覚すらある。大阪へ行き、何をするわけでもなく、なんとなく日本橋やら戎橋あたりを徘徊し、新世界、西成あたりを漂っているだけなのだが、ただそうしているだけで心がなごむ。

昨年は当時集まっていた地元の友人とは別で、大学時代に知り合った友人が大阪にやってきた。自分は金曜の夜入りで2泊3日なのだが、ヤツは日帰り、深夜高速バスで飛んできた。朝、阿倍野の高速バスターミナルまで迎えにゆき、西成の銭湯で疲れをとった後、通天閣(登っていない)動物園(入園していない)あたりをうろついた。新世界で串焼き喰放題という店に入り、欲張り過ぎて、後日腹痛で2日間、年末のクソ煩忙な時期に仕事をすっとばす、という醜態になってしまったが、まあ楽しかった。今年は久しぶりの単独旅。プランはなにも考えていない。和歌山あたりまで行ってみようかとも思案している。

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