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2017年12月02日07:58

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ワールド・オデッセイ号 #お船見

写真は神戸港S-4Q1/2バース(ポートターミナル東側)で撮影した、

船名
 World Odyssey
総トン数
 22496
全長
 175.30m
型幅
 23.00m
喫水
 5.79m
初就航
 1998年5月
船籍
 バハマ
登録港
 ナッソー
主機関
 ディーゼル(2基)
総出力
 12300kw(16748馬力)
推進器
 プロペラ(2基)
航海速力
 21.00ノット(38.89km/h)
乗客定員
 560人(288室)
船主
 セメスター・アット・シー http://www.semesteratsea.org/ (英語)




内装のモチーフは、1920年代のクラシックなオーシャンライナーで、2層吹き抜けのショーラウンジは、まるで1920年代にタイムスリップしたような雰囲気だ、と手元の資料に書いてあります。

本船の旧船名は「ドイッチェランド」で、2015年5月にドイツのピーター・デイルマン・クルーズから米国のセメスター・アット・シーに、所有者が変わりました。

2016年から2年間、北半球の冬にはセメスター・アット・シーにより「ワールド・オデッセイ」という名で洋上大学船として世界中を航海し、夏は再び「ドイッチェランド」としてチャータークルーズに配船されています。

尤もこれは、ドイツ側には既に売り出していた航海を中止せずに済む、アメリカ側には運営者の移転に伴う繁忙(後述)、と双方の利害が一致した、売船契約のオプションのようです。



セメスター・アット・シーは、1963年から続く、アメリカの洋上大学です。

当初はカリフォルニア州オレンジにあるチャップマン大学が、世界中を移動する寄宿舎として客船をチャーターして始められました。

その後いくつもの大学が関わり、本船の1代前の「エクスプローラー」号の時にはピッツバーグ大学でしたが、2017年現在はコロラド州フォートコリンズにあるコロラド州立大学に、本拠が置かれています。

そうなんです。現在「洋上大学」の拠点は、標高約1500mの高原にあるんです!



運営や広報や会計や船舶の保有をNGOであるセメスター・アット・シーが行い、運航管理は船会社に委託されていますが、コロラド州立大学がどのような立場なのか、私の語学力ではよくわかりませんでしたので、↑のホームページを頑張って読んでください。

私の片言英語でも、旅先では困ったことはありませんが、金さえ出せば誰でも乗れるクルーズ客船とは違って、学生として本船に乗るのは私には無理のようです(笑)。



2017年以降は、通年学生の募集を再開していますから、以前の形態に戻るようです。

便宜上寄宿舎と表現しましたが、ちゃんとした客船で、ホテル部員(旅客サービス担当クルー)もプレミアムクラス(松竹梅で言えば竹)の人数が揃っていますので、留学先としてかなり魅力的だと思います。

いかがですか〜。



今回は「Fall 2017 A Voyage Around the World」として、09/09にブレーマーハーフェン(ドイツ)で乗船し、バルセロナ、バレンシア(以上スペイン)、テーマ、タコラディ(以上ガーナ)、ケープタウン(南アフリカ)、コーチン(インド)、ヤンゴン(ミャンマー)、ホーチミンシティ(ベトナム)の順に寄港し、前港上海(中国)より先程(12/01)7:54に神戸港ポートターミナルに着岸しました。

4夜停泊し、次港ホノルル(アメリカ、ハワイ州)へ向け6日(水)20:00に出港し、12/23サンディエゴ(アメリカ、カリフォルニア州)で下船です。
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