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2017年10月03日04:06

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自分のためだけの覚書58

犯罪者の多くは、刑務所に入ったところで、反省し、改心し、正しく生きようとは考えない。

ただ、ついていなかっただけで、次はもっと上手くやろう。
または、もう懲りた。同じことはしない。違うやり方で楽しもうと考える。
この事件の場合なら、
「俺だけが捕まるなんてついてない。もう懲りた。あの教師をいたぶる時は、蹴らないで違うやり方でいたぶって楽しもう。これから他人をいたぶって楽しむ時は、カメラに撮らせないようにしよう」
となる。
性根が簡単に変わるようなら苦労はしないのだ。

だが、そう言ってしまって、決まってしまったら、これは問題だ。みんな同じ認識になってしまったら、一度の失敗が全て破滅につながる。その失敗が仕組まれたものだったり、捏造されたもので、私は全く悪くなく、反省する、犯罪者のような人間ではないのに、犯罪者と同じ扱いを受けてしまう。

だから、社会全体の通念として、犯罪者・人間は更生出来るものとして、認識し、定義し、扱っていかねばならない。実際には、更正するわけがない、どうしようもない人間もいるが、そうしておかないと窮屈でしょうがない。

そうなると、更正させるための施設が必要で、費用がいる。

この費用を社会全体で負担するのは、伝統的に、日本社会の大多数が受け入れて、認めている事である。
反対している少数派、最近流行りの言葉で言えば、マイノリティーの意見を虐げて、存在している。

マイノリティーの味方は、この、「罪を犯す人間は更正などはしないから、更正を促す施設はいらない」と言うマイノリティーを、どう扱うのか。

おそらく無視するだろう。それは、マイノリティーと言っても、味方をするマイノリティーと、味方をしないマイノリティーがあり、場合によっては攻撃するマイノリティーもあると言うことになる。
そこには、マイノリティー以外の価値基準が存在する事を意味する。いわゆる、本音である。

正義の味方が胡散臭いのはこのためで、本音の体臭が漏れていて、それを誤魔化す厚化粧と香水の匂いが混ざり合い、見事に臭いのである。



さて、マイノリティーの味方の胡散臭さの話は置いておき、次の思考に移る。

マイノリティーが苦痛になるのは、存在を認められない場合だ。仲間がいないと言う苦痛もあるが、それは比較的、解消しやすい問題だ。解消しづらい問題は、仲間を作る事すら認められないくらいに、存在を認められないと言う問題だ。

何故仲間を作る事すら認められないのか。それは安定を崩すからである。鉄筋コンクリートの鉄筋に、塩をかける事は許されない。「ひとつまみだけじゃないか」「どうせいつか錆びる」「俺がやらなくたって、大気には塩素や酸素があるから、一緒じゃないか」と言葉を重ねても、許されない。安定を崩す事だからである。

安定を崩さず、彼を認める落とし所は、「どうしても鉄筋に塩をかけたいなら、別にいくらでもかけていい場所を作ってやるから、そっちでかけろ。私達に迷惑がかかるような鉄筋(家・線路・公共の建物などなど)にはかけるな」あたりであろうか。

さて、この、特殊な性癖を持つ、塩かけ男に塩をかけられる為だけの建物を作るのに、一体誰が金を出すのか。彼が生きているかぎり、建物は作られ続けなければいけない。誰がその費用を負担するのか。彼の家族か、親戚か、村か、町か、市か、国か。

彼の被害を受けるのは、社会全体から見れば、マイノリティーな存在である。それ以外の人からすれば、「そんな人は外に出すな。甘やかすな。いっそのこと、、、」となる存在である。

こんな場合でも、少数派の為に、多数派は折れて、金を出しましょう。それが豊かなものの務めです。と言ったら、「実はうちにも同じことをする奴がいて困っているんだ」「お前達もか、実は私の町にも」「ワシ達は塩ではないがこんな事をする奴が、、、」と、次から次へと、少数派に悩まされる少数派が出てくる。

そして、被害にあっていない多数派は減っていき、豊かでなくなり、もう勤めが出来なくなった時、どうするのか。

そもそも、初めから、認めるべきではなく、排除するべきだったのではないだろうか。

では、何故排除が出来なかったのか。

排除を否定することが出来る前提が崩れたとき、排除を否定してきた人々は、どうするのか。どう考えているのか。
「前提が崩れるとは考えていませんでした。そして、崩れることはないと考えていた私少数派です」
とでも言うのだろうか。



■講師蹴った疑いの高1釈放 福岡地検「勾留は必要ない」
(朝日新聞デジタル - 10月02日 18:17)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4794127
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