三重県伊賀市を走る伊賀鉄道が、
4月1日から公有民営方式となりました。
といっても、運営そのものに大きな変化があるわけでもありません。
伊賀鉄道は「第2種鉄道事業者」といって、
他者の保有している線路を借りて営業する鉄道事業者のことです。
それは変わりません。
しかし、前述の「他者」とは誰かというのが今回変わります。
これまでは近鉄でした。
そのため近鉄が伊賀線については「第3種鉄道事業者」
(自ら線路を所有するものの運行は他者に行わせる)でした。
それが近鉄から伊賀市に変わります。無償譲渡されるわけですが、
ということで伊賀市が第3種鉄道事業者となるわけです。
総じて言えば近鉄の財政的関与が薄くなるところがあるかもしれません。
ちなみにこの「公有民営方式」は珍しいわけではなく、
四日市市の四日市あすなろう鉄道もこのケースです。
(四日市市が保有、四日市あすなろう鉄道が運営)
今後、養老鉄道についてもこの公有民営方式への移管が予定されているとのことです。
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