かすべ(こっぺ)―― ???
お店に知らない魚が並んでいたので、鮮魚のSさんに食べ方を訊いた。
「カレイみたいに煮付けるのがいいかな、軟骨がコリコリしていて全部食べられるの」
「好き好きだけど、北海道出身の人だとか、よく懐かしいって言ってる . . . 」
Hmm . . . 義母は北海道の人だから、好きかもしれない。
ここはひとつ、買ってみよう!
さっそく煮付けにして持って行くと、涙を流さんばかりに喜んでくれた。
「何十年ぶりかしら . . . 」
ほんとうに懐かしそうだ。
「茂尻にいたときは、鶏を飼っていたから、餌にって、よく魚市場で捨てる部分をもらってきたの。冬は犬ぞりで、夏はリヤカー引いて。
もらってくるごみの中にかすべのほっぺがあってね、おじいちゃん、それは鶏にやらずに、大事に干して . . . お客さんが来るとあぶって出してた . . . 」
昔話になると、記憶もしっかりしていて、とってもオシャベリになる。
義母の楽しそう様子に、こちらまでうれしくなる。
「かすべ」みたいな思い出に繋がるもの、もっともっと探そう。
ユマニチュードの勉強も、もっともっとしよう。
そんなことを思う、2017年春、四月 . . .
(^-^*)♪
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