mixiユーザー(id:21100113)

2017年03月13日18:32

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サウジアラビアのサルマン王が公式来日

サウジアラビアと云えば、名にし負う石油成金のアラビア半島の王国ですが、その国の王様が公式の来日されました。

此のところの石油安の所為で、経済的な国の運営に陰りが見えてきた! と言う話ですが、 なかなか如何して、日本へ来るにも一大デレゲーションの来日で、オイル成金の面目躍如と云う所です。

今回の来日は、王様以下 政府高官、役人、宮廷職員、等々で1,000名に及ぶ人数だそうです。そして、専用機から降りてくる王様は、タラップが電動式で、エスカレーターの様の特殊なタラップです。 勿論このタラップはハルマン王が特別に作らせたもので、世界中何処へ行くにも王様より先に目的地へ運ばせ、王様到着時にこのタラップを使って飛行機から降りて来る、と言う事です。

さらの驚く事は、ベンツのハイヤーを400台も連ねて空港から都内入りをした! と言うに至っては感心するより馬鹿馬鹿しい思いに駆られたのが正直な気持ちです。

こんな大金持ちの国の王様が居るくらいですから、国民もさぞ豊かであろうと想像するのですが、そうではない所にこの国のイカガワシイ所が有ります。

国は石油で肥え太っているのに、そのオイルマネーの多くは、王様はじめその一族、所謂貴族の懐を潤しますが、国家予算の方へは行かないのが、如何にも遣りきれない気分にさせるのです。

有態に言って、この地域所謂「中近東」今は「西アジア」と言うそうですが、インド以西、エジプト以東、トルコ以南、の土地は、古来より国と言う呼称で呼べる地域では無く、遊牧民がそれぞれの族長(シャーとかスルタンとか要するに酋長)が支配して縄張りを形成して居た、と言うのが近代に至って西欧諸国の干渉で「国」と言う体裁を取り始めたのですが、その中身は中世の絶対君主国とほとんど変わって居ません。

そういう非近代性を、薄々想像して居ましたが、今回のサルマン王の来日で、その実態を目の前に突き付けられた感がして、日本の御エライ方々も大変だなァ、 と思った次第です。
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