AFP通信の記事によると、フランスのパリ郊外のトワリー動物園で、
夜間に侵入した何者かによってシロサイ1頭が射殺され、角を奪われる
事件が発生したそうです。犯人は6日夜、住み込みの職員5人に気付かれることなく、
正門をこじ開け、さらに少なくとも2か所の扉を破り侵入。
殺されたのは、国際自然保護連合の絶滅危惧種リストで準絶滅危惧種に
指定されているミナミシロサイで、4歳の雄の「バンス」。
バンスは他にも少なくとも2頭のサイが飼育されている場所で襲われたのだそうで、
6日にサイの飼育場を後にした職員が、翌7日に戻った際にバンスの死骸を発見。
バンスは頭を3発撃たれ、2本の角のうち大きい方の角だけが盗まれていたとの事。
角はチェーンソーで切断された様です。
盗まれた角には約360万〜480万円相当の価値があるそうです。
園長は「こんなことはフランスや欧州の動物園で一度も起きたことはなかった」と指摘。
職員らは事件に衝撃を受けていると語ったそうです。
普通、サイの角にそれだけの価値があるとは都市部の人間には分からないものです。
実際にこの大きさの動物を狩った人間でないと、どんな準備が必要かも分かりませんし、
お金に替えるルート(多くは漢方薬)も知らないと思います。
なので、地元の人間とは思えないのです。サイに慣れ、角の価値を知り、
中国との販売ルートを知っている人間。となると、サイの生息地で密猟で
中国にサイの角を売っていた人物、わざわざ遠征するのもコストが高すぎるので、
最近フランスに流入してきた中国が経済援助しているアフリカ大陸の国の人間。
というのが一番確率が高そうです。
条件的に考えると、もし難民としてフランスに入った人間の仕業なら、
テロに一般市民の不信を買ったのに続いて、動物愛護の諸団体も敵に回した感じです。
ログインしてコメントを確認・投稿する