ひさしぶりに山登りをしてきたので日記を書く。
静岡県の沼津アルプスへ行ってきた。
沼津市街から連山が始まり、5つの山を縦走した。
最高峰でも392メートルの低山ハイキングだ。
1月24日(火)
夜に出発。
高速には乗らずバイパスをひた走る。
深夜だから道は空いていて、100キロ以上出せるところもある。
未明に沼津市街に着いた。
駐車するところを長い時間探した。
沼津駅前の有料駐車場にした。
料金最大800円のところ。
車の中で同行者と酒盛りをする。
知らない人が覗いたら変態オジサンだと思われるだろう。
1月25日(水)
夜明けごろ泥酔して車の中で寝てしまった。
午前8時、知り合いからの電話着信で眼が覚めた。
電話がなければ昼過ぎまで眠っていたかもしれない。
そんなことになったらバカの見本のようなものだ。
知り合いに感謝しつつ出発する。
駅前の繁華街から市役所の向こうの住宅街へ歩いて行く。
突き当りにある階段が登山口だ。
午前9時ごろ、登山開始。
15分ぐらいで香貫山公園に到着。
コンクリートで固めた広場だ。
富士山と沼津市街、駿河湾が見渡せる。
少し歩くとアンテナが立っている香貫山の頂上だ。
標高は193メートル。
その先も、よく整備され道が続いている。
斜面を下り、ゴルフ練習場の横を歩く。
下りきると県道に出た。
ちょっと交通量の多い道路だ。
120メートル歩いて、また登山道へ入る。
横山(183m)を越えて、緩い上りを登っていくと徳倉山(256m)に到着。
草を刈った広い頂上で、やはり富士山がきれいだ。
さらに歩いて行く。
駿河湾を見下ろしながら登ったり下ったり。
12時20分、鷲頭山(392m)に登頂する。
いちおう本日の最高地点だ。
幾人かの人たちが頂上で休憩していた。
われわれもお昼ごはんを食べる。
鷲頭山から先に下りて行き、尾根を歩く。
多比口峠に着いた。
そこから大平山(356m)を往復する。
この山が沼津アルプスの終点だ。
見晴らしがきかないけど静かな山頂だった。
峠に戻り、海側に下りる。
30分ほどで県道に出た。
午後2時だ。
目の前に多比のバス停がある。
時刻表を見ていたら、すぐにバスが来た。
乗り込んで沼津駅に戻る。
沼津アルプスは初心者向きのハイキングコースだった。
海と富士山を見ながらのんびりと歩くのにちょうどよい。
でも、もうちょっと足を伸ばせば天城山がある。
そっちに行ったほうが楽しいと思う。
車に戻って観光することにした。
沼津漁港の方へ行く。
沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアムを見学した。
駿河湾は水深2500メートルもある。
日本で一番深い湾だ。
だから深海魚がたくさん水揚げされる。
地元の人たちは、昔から普通に深海魚を料理して食べていたそうだ。
きれいなお魚くんがたくさんいた。
あの変な生態のチンアナゴ、ダイオウグソクムシ、オウムガイ、タカアシガニ、そのほかよくわからん深海魚が多数。
でもやはり圧巻はシーラカンスだ。
このミュージアムには5体の標本が展示されている。
これが日本にあるもののすべて。
他では見られない貴重なものだ。
標本は剥製が3体と冷凍保存が2体。
初めて間近で見るけど、大きな生き物だ。
体長が170センチ、体重が80キロだそうだ。
ちょっとBMIが高くてメタボ気味だなあ。
水族館の回りは食堂街になっている。
4軒のお店があって深海魚料理が食べられる。
順番に深海魚ハンバーガー、深海魚のお寿司、深海魚のお造り、深海魚の天ぷらのお店。
同行者と相談して天ぷらの店にした。
深海魚天ぷら定食を注文。
1200円で水族館のチケットを見せると1割引きになる。
出てきた天ぷらはアカザエビ、メギス、メヒカリというものだった。
アカザエビは三河湾でも捕れる。
だから愛知でも食べられている。
まあ普通のエビだ。
メギス、メヒカリは白身魚だった。
考えてみると深海魚にマグロのような回遊魚はいないから、みんな速筋の白身の魚ばかりだろう。
おいしいけど、もっとグロテスクでクセのある味を期待していたのに。
これはハゼの天ぷらだと言われてもわからないぞ。
水族館には深海魚の食品サンプルがあった。
学芸員がお遊びで作ったものだ。
こういうのを食べてみたいなあ。
帰路はどこか温泉に入ろうとスマホで検索するが、適当なところがないまま名古屋に着いてしまった。
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