横須賀鎮守府/朝/執務室/曇り
提「珈琲かなぁ……。」
大「提督? 珈琲なら私が淹れますが?」
提「ああ、起きていたのか。ならば頼む。」
大「……ふふっ。了解です、提督。」
提「……なぁ?」
大「…はい?」
提「大淀は俺の秘書官なんて厭だろう?」
大「いいえ? どうぞ、珈琲です。」
提「……ぇ? なんで?」
大「……いえ、何ですかその返答?」
提「いや、普通厭だろ。頂きます。」
大「……成程成程、どうぞ召し上がれ。でも、普通に考えて下さい。厭なら珈琲なんて淹れませんよ?」
提「そんなもんかね?」
大「ふふっ、そう云う所は提督ですね。そうですよ。そんなものです。」
提「ふむ。……ありがとう。」
大「……どういたしまして。」
そんな。
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