城南宮 釿始式

写真は城南宮のサイトの祭礼と年中行事のページhttp://www.jonangu.com/festival1.html
より拝借したもの。



京都市伏見区中島鳥羽離宮町７にある城南宮（じょうなんぐう）では、毎年１月５日１２:００〜、釿始式（ちょうなはじめしき）が行われています。今年は今日です。

釿始式は建築工事に際し、安全を祈願する為の儀式です。

方除・建築工事の守護神として崇められる城南宮では釿始式を年頭に斎行し、1年間の仕事安全・会社事業繁栄を祈念します。

誰でも無料で見られます。



城南宮は、７９４年の平安京遷都に際し、国常立尊（くにのとこたちのみこと）と八千矛神（やちほこのかみ）と神功皇后（じんぐうこうごう）を祀り、以来都の南方に鎮まり国を守護する城南宮と仰がれます。

平安時代の末に白河上皇がこの地に壮大な離宮を造営して院政を開始されると、政治・文化の中心地となり、祭礼も大いに賑わいました。

『平家物語』の舞台でもあり、当時盛んに行われていた、熊野詣での際には、度々上皇方の方除（ほうよけ）の精進所（しょうじんどころ）にあてられ、旅の安全が祈願されました。

現代、方除の大社城南宮として篤く信仰され、普請・造作・転宅・旅行・交通安全など、方除の神威もあらたかであり全国よりたくさんの参詣者で賑わっています。

明治時代の幕開けとなった鳥羽・伏見の戦いが始まった所で、薩摩藩が勝利の御礼参りに訪れました。

境内に広がる神苑楽水苑（らくすいえん）には、四季を通じて草花を愛でる人が絶えず、春と秋の年２回行われる「曲水の宴」は王朝の雅を伝える行事として人気です。



城南宮の通常の参拝は、

時間
　９:００〜１６:３０
拝観料
　境内無料
　落水苑６００円

城南宮へは、

近鉄・地下鉄「竹田（たけだ）」駅（共同改札）６番出口〜西へ徒歩約１５分。

市バス１８の一部・南１・南２・特南２・南３、京阪バス６・２４・２４Ａ、「城南宮東口（じょうなんぐうひがしぐち）」停留所〜西へ徒歩約３分（竹田駅のバス乗り場は４番出口）。

らくなんエクスプレス（Ｒ’ＥＸ）バス、平日は「油小路城南宮（あぶらのこうじじょうなんぐう）」停留所〜西へ徒歩約３分、土曜休日は「城南宮前（じょうなんぐうまえ）」〜すぐ。

城南宮では車のお祓いもやっているので、２００台分の駐車場があります。



方除の大社城南宮http://www.jonangu.com/index.html