とある手紙がインターネット上に載っていて少し気になりました。
親愛なる友よ 1939年7月23日 インド ワルダにて
人類のため、あなたに手紙を書くよう、友人たちからずっと言われてきました。
私はそれを回避していました。なぜなら、私からどんな手紙を差し上げても、
適切ではなく感じたためです。
この手紙に他意はなく、あくまで個人的な意見を訴えるものです。
現在世界で、あなたが人類を無法状態におとしめる戦争を
回避できる人物のひとりであることは、間違いありません。
あなたにとって計り知れない価値があるかもしれないものを、
犠牲にしなくてはいけないのでしょうか?
戦争という手段を巧みに回避してきた人間の訴えを、
聞いてはもらえないでしょうか?
あなたに手紙を書く事が間違いであったのなら、
どんな方法でも許しを請います。
ヒトラー様 ベルリン、ドイツ
心からいつもあなたの誠実な友
モハンダス・カラムチャンド・ガンディー
この手紙がヒトラーの手に渡ったのかどうか不明だそうで、
立場上反対にいる人間の話をヒトラーが聞いたかどうかも不明です、
でも、第二次大戦の直前まで、なりふり構わぬ回避努力が
行われていたのだなと。
この時代、指導者の顔があまり見えなくなってきています。
提言すら行われない時代が来るのも考え物ですね。
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