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2016年07月18日14:17

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【美術】御馬さんが好きな某さん姐さん必見「駒競べ −馬の晴れ姿」展(前期)

皆様、お今晩は。宮内庁三の丸尚蔵館にて9月4日迄開催している「駒競こまくらべ―馬の晴れ姿」展に行って参りました。その感想です。


古来,馬は人々の生活には欠かせない存在として身近にあり,わが国の美術作品の中でも最も多く取り上げられた動物の一つでした。馬は農作業や,貨物や情報を運搬伝達する手段として人々の生活に役立ち,戦場でもその俊敏な機動力がいかされました。そのため,馬は人を乗せた姿で多く描かれましたが,気高く勇壮な姿が愛めでられて馬だけで描かれることもありました。武士の間では優れた馬を所有することは,権力の象徴として自らの社会的地位を高めることにつながり,馬は屋敷の奥にある厩うまやの中で大切に飼育されました。厩につながれた馬を主題とする「厩図屏風」はその様子を描いた作品です。

皇室においても馬との関わりは少なくありません。宮中に伝わる文化の一つとして,古くは奈良・平安時代に遡る古式馬術(打だ毬きゅう,母衣引ほろひき )が現在でも受け継がれています。また,天皇皇后両陛下の昭和34年のご結婚や平成2年のご即位における馬車列を記憶されている方も多いことでしょう。そのほか,皇居宮殿で行われる信任状捧呈式の際,新任の外国大使の送迎にも希望により儀装馬車が用いられ,国際親善の実を挙げています。

本展では,わが国の近世から近代にかけて制作された作品を中心に諸外国の作品を併せて取り上げ,馬がこれまでどのように美術として表されてきたのかに注目することで,馬にまつわる歴史や文化にもふれていただく機会といたします。

そんなに期待しないで中に入ってみて仰天しました『厩図屏風』が前期に展示されていることは判っておりましたが、もし宮内庁を離れれば国宝か重要文化財指定間違い無しの名品『蒙古襲来絵詞』や岩佐又兵衛の『小栗判官絵巻』迄もが惜しげもなく展示され各種馬置物が一同に並んでいる様は圧巻でして、更にこの展示を意識してなのか大手門から入ると騎馬警護の方々が練習姿を見せて下さりまし「タダで此処まで見せてしまって良いのか?」と逆に心配になってしまった程なんです。前期が7月31日迄で後期が8月4日〜9月4日迄なのでこれは前期・後期共に足を運ばないとと思った展示でした。


http://www.kunaicho.go.jp/event/sannomaru/tenrankai73.html
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