やれば楽しいと分かっているのに、「ポケモンGO」に手を出してしまった。
仕事以外は、家では「龍が如く」(現在「4」の谷村パートまで行ったぜ!)外に出ればポケモン集めと38歳にあるまじき幼稚な毎日。
・ズートピア
残念ながら日本での公開は終了してしまったようですね。見逃した方は、ディスク発売次第即ご鑑賞ください。おそろしく完成度の高い、誰が見ても満足できる万人向けの傑作ですよ。
理想郷に見えるけど現実はそうでもなく、「ズートピア」とはよくいったもので。
テーマは差別と偏見、それも目に見えてわかる差別だけでなく、ジュディ自身がしていたように「誰もが、その気はないのにしてしまっている差別」という人間キャラでやったら生々しいお話を、動物というフィルターを通して、真剣に、暗くなりすぎない絶妙なレベルで、しかも子供にもわかるように描いており、しかも数々の伏線をしっかり回収しきってまとめている。
主人公ジュディはもう全開でかわいいし、署長やビッグボス、悪役に至るまで全員にきっちり性格付けしてあるの(それぞれの動物としての個性も光ってる)も素晴らしい。
中盤以降のジュディの過ちと葛藤には驚かされましたが、こういう「良識派」にも問いかける姿勢が、個人的には非常に良かった。光と影の対比というか、差別する人、しない人がいるんじゃなくて、誰もが等しくそちら側に立つことがあるということを思い知らされます。
といっても基本的には明るい映画で、ギャグも観ていて楽しいです。「ありのままに」にはニヤリとしましたし、ナマケモノのくだり(お役所仕事を揶揄しているのかな、名前がフラッシュて!)や、海賊版には笑いました。
無理に難点を探すとしたら、ストーリーの先が読めること、意外性に乏しい(伏線や黒幕もかなり予想しやすかった)ことくらいかな。
シャキーラの歌うメインテーマ曲も良かったけど、日本語訳のゴロの悪さはどうにかならなかったのか。
・ダイ・ハード
「昔の名作をちゃんと見ようキャンペーン」の一作。ハゲじゃない、フサフサのウィリスが見られるよ!
たった一人で悪党軍団に立ち向かう、アクション映画の王道にして金字塔。こないだ観たシュワちゃんのように圧倒的な火力と腕力で正面からではなく、知恵と機転で状況を打開するウィリスが何ともかっこいい。まだ若くギラギラした表情が魅力的だけど、エリスの死を悔やむ場面など所々で今のウィリスと同じ表情が垣間見えるね。
悪党軍団もアラン・リックマン演じるハンスやカール、テオを筆頭に一人ひとりに個性があり、、チームワークがとれていて全員、有能そうに見える。悪役が魅力的だと映画の面白さが1段階上がる。無線が敵にも味方にも筒抜けなのがいいギミックになっていて面白いなあ。
単純なアクション映画ではあるものの、最初に感じたのが、映像が印象的だなあ、と。序盤は全体的にオレンジ色の画面、夕陽が印象的。悪党が到着したとたんに夕陽が落ち、寒々とした画面になるのが美しい。そうそう、みんな大好きオパイも完備してるよ!
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