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2016年05月25日18:12

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歌枕紀行「厳島神社」七

宮島へは渡し船で15分ほど。島外に通勤・通学している人も多いようで、観光客ばかりというわけでもありません。海に浮かぶ朱色の大鳥居が徐々に近づいてくると、まるで竜宮城へでも行くようなドキドキ感。「さすがは、アイデアマンの清盛さんやな〜」と感心しました

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船『高倉院厳島御幸記』

参籠の翌日、高倉院は美景をもとめて遊覧に出かける。島の海女(アマ)たちに海草を採ってこさせたりと、見慣れぬ土地への興味は尽きない―――
     
  (+宮島ノ)浦つたひて、(+船ヲ)さしまわして御覧ず。

  まことに「仙の洞(ホラ)もかくや(+アル)」と、

  (+マタ)「竜宮ともこれをいふにや(+アラム)」とおぼゆる所々のみ多かり

【翌日】三月二八日。都を出発してから12日目
【仙の洞】仙人の住む洞窟。宮島の海岸は岩場が多い
【竜宮とも・・・】「これを「竜宮」とも言ふにや」の言い換え


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