「デッドプール」と同じくらい「貞子vs伽耶子」が楽しみになってる。
主題歌が聖飢魔�兇箸�、お祭り騒ぎにする気満々じゃねえか。絶対観に行こう。
・エイリアン(1979)
「昔の名作をちゃんと見ようキャンペーン」の一作。
冒頭から「こんなだったかな」と完全に忘れている。プロメテウスのOPはこれを模しているのね。
チェストバスター誕生まで約1時間。映画全体から漂ってくる妙な緊張感と微妙に仲が悪そうなクルーたちのおかげで前半も退屈しない。スペースジョッキー出てきたのこんなに早かったっけ？
コンピュータの画面表示はさすがに時代を感じさせるものの、映像自体に古臭さを感じない。
何度見ても素晴らしく秀逸なのがエイリアンのデザイン。何も知らなくても「コイツやべえ」感がビンビンに伝わってくる。終盤、パイプの間にすっぽり収まっている様子は意外とかわいいけど。
昔の映画ということもありゴアシーンは抑えめだけど、構成、カメラ、音、役者の演技とも、とにかくやたらと不安をあおるつくりになっていて、後半は一瞬も気が抜けない。「息をのむ」っていうのはこういう映画を言うんだなあ。
・エイリアン2(1986)
こちらもキャンペーンの一作。1から連続鑑賞。
こちらも小学生の頃に見たきり。アンドロイドが身体を両断されるシーンだけは鮮明に覚えていたっけ。
サスペンス・ホラー要素が大きかった１作目とは違い派手なドンパチが持ち味…だったはずだけど、実際に見てみるとエイリアンとの初戦闘はストーリーも半ば、１時間以上経ってから。
もっとも、映像内の空気と軍人の皆さんの演技力もあって、緊張感がそがれることは全くない。
あの宇宙船を見つけた家族の絶望感。生存者…からのチェストバスター、目覚め蠢き始めるエイリアンたち、すべてが嫌悪感と絶望感を加速させる。今回の味方は貨物船クルーではなくプロの軍人で、重火器もたっぷり持ち込んでいるのにまったく生き残れる気がしない。
ただ軍人たちも負けておらず、飄々としたナイスガイのヒックスやマッチョレディのバスクェスは勿論、お調子者→ヘタレ→バーサーカーと変貌を遂げるハドソンを筆頭にゴーマン中尉やバークといった、前半の予想を裏切る個性的なキャラが満載で、見ていて飽きることがない。上空から核攻撃という最善手を選択するなど(結果的には失敗したものの)、きっちり有能な描写をしてくれるので好感度が高い。
他にも、アンドロイドとして１作目のイメージを払拭する大活躍を見せ、最後にもおいしいところを見せたビショップはメチャクチャカッコ良かった。
時代柄、CGが粗かったり、機器がやたらアナクロなのは仕方ないね。無骨でメカメカしい装備はむしろ好き。パワーローダーとクイーンとのラストバトルは手に汗握ること間違いなし。
映画史に残る名セリフ「Get Away From Her You, Bitch！」を聞くためにも字幕がおススメ。
ログインしてコメントを確認・投稿する