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2016年05月01日00:00

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第5回 中世地下文書研究会開催のご案内

第5回 中世地下文書研究会開催のご案内

 第5回中世地下文書研究会を下記の通り開催します。科研費研究グループの主催
ですが、研究会自体は科研費メンバー以外も自由に参加できるオープン形式で運営
しますので、関心のある方はどなたでもご参加ください。参加費は無料です。

                  記

主催:科学研究費基盤研究(B)(平成26年度〜29年度:日本中世「地下文書」論の構
   築―伝来・様式・機能の分析を軸に―、研究代表春田直紀)共同研究グループ
趣旨:中世日本の「地下」(荘園・公領の現地)には、中央権門の発給文書により構
   築されてきた今までの古文書学では解けない「地下文書」の世界が広がって
   いました。この理解のもと、「地下」で作成・集積された文書群の伝来・様式
   ・機能について跡付け、「地下文書」の全体像を明らかにしていくことが本研
   究会の目的です。
日程:6月18日(土)於、立教大学5号館2階5213教室(下記のサイトを参照)
      http://vc.rikkyo.ac.jp/facilities/ikebukuro/av-kizai/5213.html
    16時40分〜18時
     薗部 寿樹 氏「丹波国山国荘における木印署判について」
     【参考文献】
     桜田勝徳「木印を中心として」(桜田勝徳著作集4、名著出版、1981年、
      初出1936年)
     勝田至「中世史研究と民俗学」(『日本歴史民俗論集』1巻、吉川弘文
館、
      1992年、初出1987年)
     薗部寿樹「中世村落における惣判・惣印について」(『国立歴史民俗博物
      館研究報告』77集、1999年)
    18時30分〜 懇親会(池袋)
   6月19日(日)於、立教大学5号館2階5223教室(下記のサイトを参照)
      http://vc.rikkyo.ac.jp/facilities/ikebukuro/av-kizai/5223.html
    9時〜10時20分
   高橋 一樹 氏「中世地下文書論の一視角」
   【参考文献】
    高橋一樹「中世史料学の現在」(『岩波講座日本歴史』21巻史料論、岩波

店、2015年)
    田良島哲「中世木札文書研究の現状と課題」(『木簡研究』25、2003年)
  10時30分〜11時50分
   小川 弘和 氏「「地下文書」の成立をめぐって」
   【参考文献】
    上杉和彦「『雑筆要集』を中心とする日本中世文例集史料の研究」(『明
治大
学人文科学研究所紀要』50、2002年)
    五味文彦「中世の古文書学」2005年(同『中世社会史料論』校倉書房、
2006年に再録)
  13時10分〜14時30分
   熱田 順 氏「偽文書作成の意義と効力―丹波国山国荘を事例に―」
   【参考文献】
    網野善彦「序にかえて―偽文書、職人の由緒書」(久野俊彦・時枝務編
『偽
文書学入門』柏書房、2004年)
    坂田聡「由緒書と偽文書」(同著『家と村社会の成立―中近世移行期論の

程―』高志書院、2011年、初出2009年)
    藤木久志「在地領主の観農と民俗」(同著『戦国の作法―村の紛争解決
―』
平凡社、1987年、初出1967年)
  14時40分〜16時
   山田 徹 氏「正平二十二年河内国若江郡某荘田畠注進状について」

※本研究会への出席が確実な方は、5月31日までに下記連絡先までメールでお知ら
 せください(レジュメの部数確認のためで当日の飛び入り参加も歓迎)。なお、6

 18日の18時30分から懇親会も開催する予定です。懇親会にご出席希望の方も
 あわせてお申し込みください。会場が決まり次第メールにてお伝えします。

【連絡先】
 春田直紀(熊本大学教育学部日本史研究室)
 E-mail:haruta@educ.kumamoto-u.ac.jp


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