このところ、かなりイライラしている。
いや、なんか壊れているというほうが正しいかもしれない。
痛みが不意に浮かび上がり、すべてを破壊したくなる瞬間がある。
むき出しの敵意はすぐさま害意へ、そして即座に行為に帰結しそうな危うさ。
なんだか尖がっている。
壮絶に尖っている。
この身を削り取らんとする風のせいか。
心まで凝らせてしまいそうな外気のせいか。
体を蝕む悪意はやがて毒となる。
尤も、その毒こそわが肉であり、血である。
指先から爪先まで染み込んだ毒がすべてを支配したとき、始まるのかもしれない。
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