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2015年10月29日13:13

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「反日」「嫌韓」はデスクで作られる

マスゴミのゴミっぷりは
日韓において双生児のようによく似ている……。

韓国紙の日本特派員は、
日本の実情などよく知らないデスクに
反日記事を書かされる。

一方、日本メディアの方も
「反日だけではない韓国像」を
書くことは許されない。
産経の黒田勝弘氏は言う。

 >韓国自体を「とんでもないことをやらかす存在」と思い込み、
 >そんな韓国のマイナス情報をせっせと集めて溜飲を下げているのは見苦しいと思う。
 >韓国人に対し、日本人はそこまで落ちぶれる必要はない。

その韓国のマイナス情報をせっせと垂れ流して
日本人を底なしに落ちぶれさせている「主犯」メディアの一つが
黒田勝弘氏を雇っている産経新聞という罠……。

要するに
日韓間においては
メディアが作り出す虚像が一人歩きしている訳だが、
ネトウヨはそんなこととも知らずに
嫌韓だの何だのと騒いでいる訳だ。

ああいう手合いに限って
すぐ人を情報弱者の何のと罵るくせに、
自分にとってある意味心地よい、
というか自己の偏見を増幅するような情報が
「マスゴミ」の手によって操作されている可能性にはとんと思い至らない。

あほらしい話である。



―――引―――用―――

韓国紙特派員が匿名大放談!反日報道が生まれる裏事情

(ダイヤモンド・オンライン)

雜 1 / 4 ページ 霍

過激な論調で知られる韓国メディア。その特派員経験者たちに、反日報道の裏側から特派員生活の実態まで、全て本音でぶちまけてもらい、「週刊ダイヤモンド」が再構成した。

──反日報道が生まれる裏側を教えてください。

A記者 まず、最初に断っておきたいのですが、われわれ特派員は、反日報道がしたくて東京に来たわけじゃありません。結果的に反日記事が多くなっているんです。

B記者 私の場合は、毎朝、3〜4本のネタをソウルの上司に報告するんですが、結局、会議で通るのは反日モノばかり。日本に対して好意的な内容はほとんど採用されません。デスクが見出しを過激に変えることもしばしば。だから読者の目に触れる記事はどうしても反日的なものが多くなるんです。

C記者 デスクは日本についてあまり知らない人が多いよね。大手紙国際部の“本流”は米国や中国。米中の特派員経験者が出世する。だから日本への理解が浅いったらない。反日教育の延長線上でしか事象を切り取れないから、しきりに反日記事を求めてくる。現場も抵抗しろよと言われるかもしれないけど、韓国で上司に逆らうなんてあり得ないこと。泣く泣く反日ネタを探さざるを得ない。

雜 2 / 4 ページ 霍

週刊誌に走ったきっかけは小沢一郎の離縁状ネタ

A記者 われわれの仕事って、「日本の○○新聞によると〜」みたいに、日本の報道を引用する記事が半分くらいです。朝起きたらすぐに日本の大手新聞をチェックして、めぼしい記事を探します。本社からの要求がエスカレートして、週刊誌ネタにまで手を伸ばすようになった時期がありました。

D記者 ありましたね。2012年に「週刊文春」が書いた、「小沢一郎が奥さんから離縁状を突き付けられた」って記事が最初だった。確か、「朝鮮日報」が「小沢一郎氏、夫人の暴露で窮地」みたいなトーンで書いたような……。

C記者 そうそう。あれ以降、「あ、週刊誌ネタもありなんだ」ってなって、雑誌もチェックしないといけなくなった。

E記者 結局、皆が疲弊しちゃった。13年の春に特派員同士で談合(!)して、「もう、週刊誌ネタを追うのはやめよう」って。あれがなかったら今ごろ倒れてた(笑)。

B記者 でも、今度はインターネットメディアでの反日報道が増えてしまった……。

C記者 うん。あれも厄介。8月に、韓国のネットニュースが書いた「産経新聞」のコラムに対する反論記事が韓国国内で話題になったでしょ。無視していたら、ネットニュースを見たデスクから「批判記事を書かないの」って催促された。どれだけ反日記事を書かせたいんだよって、もはやあきれ果てたよ。

──かなり根が深い問題ですね。ところで、皆さんは慰安婦や竹島などの歴史・領土問題を本音ではどう考えられていますか。

D記者 非常にセンシティブな問題です。誤解を恐れずに言えば、私は独島(竹島)は、韓国の領土だと思っている。でも、慰安婦問題に関しては、挺対協(韓国挺身隊問題対策協議会)の主張には同意できない部分もある。20万人の強制連行というのはさすがになかったのではないかと……。

E記者 僕もその意見に賛成だな。13年に発刊された書籍『帝国の慰安婦』によれば、20万という数字は誤りだということだ。国民も挺対協の主張を疑い始めた雰囲気がある。いざ記事を書くとなると、反日になってしまいますが。

D記者 この前、この話をソウルで同期の記者にしたら、「おまえは日本に魂を売ったのか」と散々諭されて後悔したよ。

一同 そりゃあ当然ですね(笑)。

雜 3 / 4 ページ 霍

──反日報道以外では、どのような取材をしているのですか。

B記者 仕事の7割が、反日報道に傾きがちの日韓関係についてですね。残りの3割が、事件モノ、文化モノといったところです。

A記者 私は企業取材が中心ですね。輸出依存度の高い韓国企業は、今ウォン高に苦しんでいますから。かつて円高に苦しんだ日系企業の経験から、韓国は学べるところがあるのではないかと思っています。経済ネタは上司から反日を迫られることもなく冷静に書けますしね。日系企業がなかなか取材に応じてくれないのがつらいですが……。

E記者 日系企業は、韓国メディアでの露出はマイナスになると感じるんだろうね。韓国人は反日だから、逆効果だって。

──でも実際は、韓国人の対日感情はそれほど悪化していないという話も耳にします。

C記者 ごくまれに過激な人がいますが、本気で日本批判をしている人は少数派。せいぜいスポーツの日韓戦を見ているときに熱狂するぐらいでしょ。

反日報道はカネにならない読者が喜ぶ財閥批判へシフト

D記者 ソウルへ帰任したばかりなのですが、赴任前と比べて韓国人の反日感情が高まったとは思いません。東京駐在時に李明博前大統領が独島へ上陸するなど、日韓関係は冷え込みましたが。唯一変わったのは、日本人観光客が減ったことくらいです。

E記者 そうそう。むしろ変わったのは日本人の方ですよ、嫌韓報道が増えましたから。日本では嫌韓本が売れるらしいですけど、韓国では反日報道はもうカネにならない。韓国の週刊誌だって反日ネタを扱わなくなりました。

──では今、韓国の読者はどのようなテーマに関心があるのですか。

A記者 財閥批判ですね。大韓航空や韓国ロッテグループの御家騒動はメディアをにぎわせました。

D記者 確かに、読者は財閥をたたくと喜ぶね。でも、大企業は主要な広告主でもあるから、そう簡単に批判できない。だから、何かあったら横並びで一斉にたたく。

E記者 私は行けなかったんですけど、8月にロッテの辛東彬(日本名は重光昭夫)会長が羽田空港からソウルの金浦空港に向かうという情報があり、うわさを聞き付けた数人の特派員たちは飛行機に同乗して取材をしたとか。辛会長はノーコメントだったみたいですけど、機内で一言漏らすだけで活字になるくらい国民の関心は高かったですね(笑)。

C記者 そりゃあ国民感情も分からなくもないよ。三権分立をうたっておきながら脱税で捕まっていた財閥会長が大統領特赦という形で牢獄から出てくるんだから。どう考えてもおかしいでしょ。韓国の司法って一体どうなってるのって話だよ。

雜 4 / 4 ページ 霍

──ここで、皆さんのプライベートについても聞かせてください。日本での生活はいかがですか。

A記者 日本は美しく食べ物もおいしいし不満はありません。と言いたいところなんですけど、特派員は本当に忙しくて疲弊していますね。日本を満喫する余裕などないというのが実情です。

B記者 今日も村上春樹氏がノーベル文学賞を取ったら徹夜決定です(笑)。そろそろ原稿の準備を始めないとまずいです(取材はノーベル文学賞発表当日の10月8日夕方に実施)。

C記者 皆つらいから特派員同士で傷を舐め合います。皆で飲みに行く機会は多いですよ。歓迎会や送別会も開催するので、月に1、2回は集まりますね。東急田園都市線沿いに住むメンバーが多いから、三軒茶屋や用賀の居酒屋によく出没します。悩みが尽きないのです……。

──それはどんな……?

A記者 頭痛の種は日本のネット上での実名批判ですね。特に日本語版サイトを持つメディアは大変です。私はできるだけ見ないようにしていますけど。

E記者 反日記事は韓国人に向けて書いているんだから、日本人が見れば不快なものになってしまう。赴任当初は日本の読者からのメールに懇切丁寧に返信をしていたけど、あまりに大量に送られてくるので諦めました。会社には一刻も早く日本語版を廃止してほしいくらいです。

B記者 胸を躍らせて日本に来たはずなんですが、今は何事もないことを願いながら帰国を待つのみです。もう疲れました……。



http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e9%9f%93%e5%9b%bd%e7%b4%99%e7%89%b9%e6%b4%be%e5%93%a1%e3%81%8c%e5%8c%bf%e5%90%8d%e5%a4%a7%e6%94%be%e8%ab%87%ef%bc%81%e5%8f%8d%e6%97%a5%e5%a0%b1%e9%81%93%e3%81%8c%e7%94%9f%e3%81%be%e3%82%8c%e3%82%8b%e8%a3%8f%e4%ba%8b%e6%83%85/ar-BBmxQjr

http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e9%9f%93%e5%9b%bd%e7%b4%99%e7%89%b9%e6%b4%be%e5%93%a1%e3%81%8c%e5%8c%bf%e5%90%8d%e5%a4%a7%e6%94%be%e8%ab%87%ef%bc%81%e5%8f%8d%e6%97%a5%e5%a0%b1%e9%81%93%e3%81%8c%e7%94%9f%e3%81%be%e3%82%8c%e3%82%8b%e8%a3%8f%e4%ba%8b%e6%83%85/ar-BBmxQjr#page=2

http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e9%9f%93%e5%9b%bd%e7%b4%99%e7%89%b9%e6%b4%be%e5%93%a1%e3%81%8c%e5%8c%bf%e5%90%8d%e5%a4%a7%e6%94%be%e8%ab%87%ef%bc%81%e5%8f%8d%e6%97%a5%e5%a0%b1%e9%81%93%e3%81%8c%e7%94%9f%e3%81%be%e3%82%8c%e3%82%8b%e8%a3%8f%e4%ba%8b%e6%83%85/ar-BBmxQjr#page=3

http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e9%9f%93%e5%9b%bd%e7%b4%99%e7%89%b9%e6%b4%be%e5%93%a1%e3%81%8c%e5%8c%bf%e5%90%8d%e5%a4%a7%e6%94%be%e8%ab%87%ef%bc%81%e5%8f%8d%e6%97%a5%e5%a0%b1%e9%81%93%e3%81%8c%e7%94%9f%e3%81%be%e3%82%8c%e3%82%8b%e8%a3%8f%e4%ba%8b%e6%83%85/ar-BBmxQjr#page=4

――――――――――――
日本人よ、「反韓・嫌韓ブーム」は見苦しい!
黒田勝弘氏、長引く反韓の空気を憂慮

(福田 恵介 :週刊東洋経済 副編集長)

日本では、マスメディアを中心とした「反韓」「嫌韓」の感情的な言動や報道がなかなか衰えない。そんな状況は、在韓経験30年以上、韓国の現代史を見つめてきたベテラン記者にはどう写っているか。産経新聞ソウル駐在客員論説委員で、最近『韓国人の研究』(角川oneテーマ21)を出版した黒田勝弘氏は、「反韓の情熱に驚くばかり」と吐露する。

韓国メディアは産経新聞を「日本を代表する極右新聞」とし、なかでも支局長を長年勤めた黒田氏を「極右言論人」との枕詞をつけて紹介することが多い。そんな黒田氏でも、現在の反韓・嫌韓ブームには強い違和感を感じている。

━━衰えを知らない日本の反韓・嫌韓。この現象をどう見ていますか。

韓国滞在もすでに30年以上、韓国の反日に慣れきってしまった身からすれば、現在の日本の反韓・嫌韓ブームには非常に驚くほかない。なぜここまで広がってしまったのか。そんな中で出版した本書は、親韓本では決してない。かといって、「反韓本」として見てもらっても困るのだが、あえていえば「中間、これが真相本」だ。

━━どういう点が特に驚くべき事象なのでしょうか。

かつて日本でも反韓はあった。たとえば1973年の金大中事件の後がそうだった。この時は第1次反韓ブームと言ってもいいかもしれない。韓国の工作員が後に韓国大統領となった金大中氏(故人)を日本で拉致したという傍若無人ぶりが、日本人の怒りに火を付けた。だが、この時の韓国たたきは政治レベルでの反韓だったと言えるだろう。

反韓への“情熱”はどこから?

ところが現在の反韓は一般大衆にまで深く根付いてしまった。韓流ブームの反動という感じがするほど、情熱的ともいえるようなコリア批判になっている。実に不思議な現象だ。韓流ブームと同じく、反韓も韓国への強い関心の結果だから、日本にとって韓国がそれほど大きな存在になっていたことに改めてびっくりしている。

━━日本の書店には「反韓本」があふれています。

何冊か目を通してみたが、これら反韓本の著者の大部分は韓国の専門家やゆかりがある人ではない。専門家でもない人がなにゆえそれほど韓国に関心を持ち、韓国を批判するのか。読者を含め、その情熱がどこから出てくるのか。

韓国に住んでみると、韓国は発展したものの、生活のあちこちで「まだまだだなあ」と思うことが多い。それを考えると、韓国を目の敵にしてまで批判する感情は覚えない。日本で韓国があれほど袋だたきにされているのを見ると、逆に韓国に同情したくなるほどだ。

━━そうした「情熱」はどこから出ていると思いますか。

友人で京都大学の小倉紀蔵教授から「日本の反韓感情の背景には、(日本の)若い世代の剥奪感がある」と聞いたことがある。剥奪感とは、「韓国のおかげで損をしている」というものらしい。これを韓国人が聞いたら、むしろ彼らがびっくりするだろう。韓国人は、今なお日本に対して剥奪感を感じているからだ。

2000年代から日本や世界で広まった韓流などでようやく、「対日赤字」を少し解消してバランスが若干改善したと韓国人の大半は考えている。ただ、それと「日本から何かを奪っている」とは韓国人は考えないだろう。あくまでも自国の国力回復によって剥奪感の解消はあるからだ。

もともと、韓国人は今でも歴史を含め日本に対する被害意識が強い。日本のほうが韓国と比べて圧倒的に強いという意識がある。日韓のこの意識のギャップは非常に大きい。


日韓メディアが「誤解が誤解」を産む構造に

━━朴槿恵大統領の、いわゆる「告げ口外交」などを見ると、「韓国は日本を邪魔する存在」との見方は首肯する人が多いかもしれません。

反韓の情熱は、確かにそのような告げ口外交から生じているのかもしれない。韓国はことあるごとに日本の足を引っ張る。安倍晋三首相を右翼だなんだとバッシングすることもそうだ。ところが、韓国が日本を批判するたびに、それがネットなどを通じて日本に流れる。それに対して日本人が「また反日か」「けしからん」とすぐ反応する。

そんな反韓ぶりを今度は、韓国メディアが本国に伝える。韓国メディアは反日メディアであり、そんなメディアが毎日のように垂れ流す情報がいかに日本人を刺激しているのかを、彼らは伝えようとはしない。これの堂々巡りであり、誤解が誤解を生み出しているのだ。

━━(聞き手である)記者も韓国に住んだことがあります。当時を振り返っても、実生活でそれほど「反日」を感じたことはありません。

そうだと思う。韓国人は確かに反日だが、24時間365日、いつも反日をしているわけではない。しかし、日本の反韓は「コリアンは365日、いつも反日」を前提にして、それに怒り、不満を述べている。これは、韓国の現状とはどこかズレている。韓国を見て不愉快になってストレスをためる日本人がいるとすれば、そんなストレスを解消するために私が今回本を書いたのだと言っても過言ではない。

私は1970年代から韓国を見てきた。そして住んできた。そして隣国や隣人には多様な側面があることを痛感している。前著の『韓国 反日感情の正体』(同)では、「昼は反日、夜は親日」と書いたが、その続編として、そんな韓国の現実と情報を知ってもらいたい。

━━反韓・嫌韓の感情を持つ日本人に知ってほしい、現実の例を教えてください。

現実として韓国にはまだ「日本に学べ」という意識が強い。政治・外交的にメディアは過度に反日的な報道をするが、一般の人たちが日本に対する拒否感を持っているかと言えば、日常的には壊滅的と言ってもいい。長年韓国に住んできた日本人にとっては逆に寂しいぐらいだ。韓国に住む日本人として、以前は感じざるを得なかったある種の緊張感は今はまったくない。

ところが、そういう現状にもかかわらず、あるいは、そういう現状であるがゆえに、逆にメディアや知識人、政治家がことさら「反日」を叫ぶ。これは「韓国人は反日であるべき」という「べき論」からだ。彼らが意地になって「べき論」で反日を叫んでいる印象が強い。基本的には、これが日本の反韓を刺激しているという構造だろう。

韓国人には「理」の世界と「気」の世界がある。韓国のメディアや知識人が反日を唱えるのはこの「理」の世界、すなわち「べき論」の世界だ。理の世界では「日本を許してはいけない」という意識がある。それが彼らの中で維持されているのだ。

━━黒田さん自身、「韓国に厳しい記事を書く」として、韓国メディアから「日本を代表する極右記者」と紹介されることがあります。韓国で生活をしていて、問題は生じませんか。

日常生活で、私が被害に遭うことはまったくない。昔は産経新聞の支局にも押しかけて記事の内容について抗議されることはあったが、近年はほとんどない。

それもそうだろう。日本の観光客がソウルの地下鉄に乗って日本語を話しても何も問題がない時代だ。昔は露骨に嫌がるか文句を付けられたりしたものだが、今は何もない。これだけ見ても、韓国における日常的な反日が完全に後退していることがわかるだろう。


いまだに「日本あっての韓国」

日本からすれば、韓国は世界中で反日行動をやっている、慰安婦問題でよその政府まで焚き付ける国と考えるかもしれない。そうした、一見、激しい反日は、日本から見れば確かに迷惑で不愉快だが、これは「彼ら自身のため」でもある。

反日は韓国人にとっては今なお「元気のもと」であり、韓国人のアイデンティティ確認の材料であり、世界で韓国人ががんばれるエネルギー源なのだ。いまだ「日本あっての韓国」だから、それ自体はせつないことだが。

━━それでも行き過ぎた反日には、日本人として非常に不愉快になるときがあるのも事実です。

そこまで反日にこだわるのは、韓国人の特殊な考え方、つまり文化があるためだろう。日本の植民地になって、「日本にやられた」「日本の下だ」というコンプレックスがあり、それが民族的うっぷんになっている。これはなった者でないとわからない。日本人としてはなかなか実感しにくいのだが、それが「コリア」なのだと理解するしかない。

韓国のメディアには日本に関する記事が非常に多い。よきにつけあしきにつけ、毎日のように日本、日本、日本なのだ。スクラップしていくとすぐに段ボール箱が一杯になる。「そんなに嫌であれば無視すればよいのに」と思うが、肯定的にも否定的にも日本には関心がきわめて高い。

日本がけしからん存在ならば、無視すればよい。それでも、何かあると日本を見るし、日本に聞いてくる。近現代史を踏まえても、憎悪だけでは説明できない関心の高さだ。そんな韓国人を私はとてもせつなく思う。愛憎織りなす日本への思いは、日本に対する接近感かもしれない。反日だけでは説明できない韓国人像を、反韓を主張する前に知っておいたほうがいいのではないだろうか。


「反韓」で日本人は落ちぶれていいのか

韓国は「日本は先進国だ」と思っていると同時に、自分たちが「日本を上回った」とも思っていない。これまでの自動車や電化製品をはじめとするハードの製品や技術だけではなく、今はソフトパワーの世界で日本はやはり先進国だと思っている。

韓国もハード面ではいいところに来ているが、もはやモノではないと韓国人自身が思い始めた。特に、日本を訪れた人たちはソフトでも日本は先進国だと考えている。そのソフトとは、社会的秩序や安全、安心システム、清潔さ、人々の立ち居振るまい、サービス文化といったものだ。

現在、日本で広がっている反韓は、基本的には国際的に大きくなった韓国の存在感とその特異な反日行動に刺激されたものだ。しかし、韓国自体を「とんでもないことをやらかす存在」と思い込み、そんな韓国のマイナス情報をせっせと集めて溜飲を下げているのは見苦しいと思う。韓国人に対し、日本人はそこまで落ちぶれる必要はない。


http://toyokeizai.net/articles/-/57530
http://toyokeizai.net/articles/-/57530?page=2
http://toyokeizai.net/articles/-/57530?page=3
http://toyokeizai.net/articles/-/57530?page=4
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