年末に思う事・・・

毎年そうですが、今年も世界中騒然とした一年でした。　でした。　と言いましても未だ今年は３週間ありますのでこの後何が起きるか判りませんが、今年はテロ事件がやたらと多い年でした。
思いますに、今後は斯う言うテロとの戦いが数を増し、昔の様な「国」対「国」と言う「古典的な戦争」は余り見られなくなるのでは無いでしょうか？
先日も約７４年前の太平洋戦争の記録がテレビで流されて居ましたが、其の外の娯楽映画でも描かれて居る様に、“日本は宣戦布告をする前に真珠湾を奇襲した”と言うのは、ある種アメリカの策略であったと言うのが、彼我共に語られて居る歴史秘話でもありますが、この頃など、アメリカは宣戦布告なんかする事無く、「テロとの戦い」とか言って思うままに色んな所へ爆撃しているのを見ると、「アメリカさん、あなたも７４年前の日本と変わらない事をして居るじゃないの!」と言いたくなります。

それは兎も角、来年も世界中大変混乱した年と成る事が予想されますが、昔のように白人諸国のエゴと傲慢さを責めてばかりも居られません。今は、経済成長著しい中国が、軍備を増大させ、金の力を用いてエゴイスティックで強欲な、世界戦略で領土拡張を企んで居る事が、ありありと見て取れて、ロシアの動きや「イスラム国」何ぞと言うテロ集団の活動によって、またまた「第三次世界大戦」が勃発しそうな雲行きです。

第三次世界大戦が勃発したら、核兵器を持って居ようが居まいが、何の役にも立ちません。お互いに核攻撃を防御する事は出来ず、双方とも悲惨な核の被害を受ける事はまぬがれ無いのですから。そして行き着くところは映画「ターミネーター」の世界、地球はアンドロイドの支配する世界と成るのです。

人間と言う生き物は、ノーベル賞を受賞する様な素晴らしい科学の発展を見せる一方、下らない「我欲」の為に何時まで経っても「エゴの追求」が止められず、破壊と殺戮を繰り返す愚かな行為を続けます。其処には仏教もキリスト教も回教もまるで役に立たず、哲学も一切効き目が有りません。

人間は何の為に宗教、科学、を育て、文化を生み出して来たのでしょう?　本当に困った生き物です。