昨夜、ビアガーデンのあと、
二次会で終電近くまで飲んだ。
駅に向かったが、
近頃、仲のいいマックスがまだ飲みたそうだった。
どうやらぼくと飲みたがってくれているようだった。
それじゃ、終電は諦めてもう1軒。
若い彼とは職場で7年前に知り合ったのだが、
6年間、なかなかお互いに理解し合うことができなくて、
中途半端な関係だった。
それがひとつの仕事を通して分かり合うことになる。
覚えてくれてる人もいるかな?
ぼくが脚本を書いて演出した『アンと雪女』っていう舞台の、
音楽監督を務めてくれたのが彼だったのだ。
6年間の溝を埋めるように、
互いの存在をかみしめながら飲んだ。
それはとっても美味しい酒だった。
居酒屋が閉店になったのは2時頃だったかな。
「始発までカラオケ行くか?」
それから5時まで、
30男と60男で歌った。
どっちも新しい歌には無縁。
小学校唱歌をハモったりした。
かなりおかしな構図だったと思う。
彼はぼくなんかと違って多彩な男。
ラグビーもやれば絵も描き、
ピアノは素人芸ではない域だけど、
へーーーっ!
歌、下手なんだぁ!
楽譜がないとダメらしい。
ちょっとうれしい発見だった。
空がうっすら明るくなってきた頃、彼とハグして別れ、
始発に乗って帰った。
また、やっちまったな、オール。
満足感に満たされて帰宅した。
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