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2015年07月28日04:27

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地図を読めない男

地図の読めない男




  空港のフリーコーナーに必ずあると言っていい、

  その地域をなぞらせた簡単な地図。

  前に読んだことのある地図。

  目的のない、ひまな旅をするかのように、

  歩く時間を多く費やした。





  宿の手配は、すべて人任せ。

  旅の目的に合わせた宿でもなく、事前の

  打ち合わせでもって、動いているわけでもない。

  グループ旅行とは、どういうものか、
 
  体験を通して確かめることになった。





  次の移動場所、デンパサールの空港まで、

  独りで歩いていきたいとふぃに思った。

  デンパサールには、デンパサールのAirPortが

  あると思い、交番にいる警官に尋ね道を教えてもらう。

  日本語でいう「どれくらいかかるでしょうか」と聞くと、

  それが「30」と答えたような気がした。





  DENPASAR の道路標示がされている方向めがけて、

  100センチもない歩道を歩いた。

  デンパサールあたり、再び AirPort の場所を

  警官に地図を書いてもらって、後をたどってみた。





  
  すると最初に尋ねた交番が、見えてきた。

  堂々巡り、デンパサールの空港とは、どうもデンパサールの

  場所にないのかもしれない、そう思い始めた。

  私のグループが泊まっている宿の場所は、KUTA。

  汗を掻いたのでもう一度冷静になって、空港への道を探そうと

  部屋に戻ってシャワーを浴びた。





  こんどは道路標示をチェックしながら歩いた。

  たとえば KUTA

AIRPORT ↑

NUSA DUA
       −−−−−−
       LEGIAN

SEMINYAK →

  
  それが5枚目になると

       BANDARA NGURAHRN

NUSA DUA ↑

TANJUNG BENOA
 −−−−−−−−−

←   DENPASAR

SANUR

    
   つまり AIRPORT の表示が消えてしまった。

   




   もう道路標示を目当てに、歩くこともできず、

   近くいる人に尋ねるしかなかった。

   もちろん AIRPORT に着く前から、バイクやタクシーに呼び掛けられる。

   それを拒みなんとか、空港にたどり着いた。






   この一日を使って、得た成果は道路にある女性の像。

   この像はクタに着いたとき、散歩で見た像とそっくりだった。

   あした本番の空港へ向かう道は、今日歩いた道ではなく

   宿から直線にちかい道を歩いてみようと思った。

   女性の像を見たきっかけ。




   
   はたしてその結果は、どうでしょうか。

   私にとって、宿からのストレートな道で空港へ到着しました。

   空港の場所を人に尋ねると、最初の答は「タクシーがいるか」

   であり、それは警官でも同じです。

   たぶんほとんどの旅行者は、100%トラフィックでしょう。

   私の前も後ろも、荷物を持った旅行者はいませんでした。





   目的の場所にたどり着くに、いろいろな道があって、

   それぞれ異なる時間を費やし、風景を楽しむことができる。

   将来、自動車やバイクに頼り切った生活は、庶民の生活によくない。

   私が利用した、この道路のルートをなぜ使わないのか。

   碁盤のように配置されている道路を、常にイメージする者にとって、

   なぜこのような道ができたのか、その変遷を知りたいものです。
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