Yahoo知恵袋と Google教えて に「三界と浄土の関係」を質問してみました。
多くの ご回答を頂きました。
日頃の拙仏像ブログへの反響とは相違で 仏教に関心の方々は凄いですね！
その内の何れかをベストアンサーに選ばねばなりません！参考にさせて頂きます、皆さんには、何れが良い回答でしようか、コメント頂ければ 幸いです。
又、コメントに 貴兄の ご回答なども頂けましたら 幸いです。
【質問】
三界と浄土の関係 ある程度解っているつもりでしたが・・・全然分かってませんです...
butuzousukikoshianより
2015/7/11
三界と浄土の関係 ある程度解っているつもりでしたが・・・全然分かってませんです！
衆生が生死を繰り返しながら欲界・色界・無色界を輪廻する世界を三界（tridhātu）と云うのですよね。
仏陀はこの三界での輪廻から解脱していると在りますのは三界に居ながらも輪廻から解脱しているということなのでしょうか？無色界（むしきかい、ārūpya-dhātu）で欲・色を超越し、ただ精神作用にのみ住む世界であり、禅定に住している世界（無色界）であると考えてしまって良いのでしょうか？無色界を三界とすれば、輪廻する世界を三界と云うのは？？です。
輪廻する世界は欲界だけか 欲界と色界とは云えないでしょうか？
天台の十界は六道+声聞・縁覚・菩薩・仏の四を付加したものであると聞きます。そこで十回の内 輪廻から解脱 ているのは仏(如来)だけなのかと考えて良いのでしょうか？さすれば六道の上ながら、声聞・縁覚は、輪廻からの離脱解脱していないと考えて良いのでしょうか？
十界の仏(仏界）は三界のうちのどの世界なのでしょうか？少なくても欲界では無いはず、されば色界の内なのでしょうか中では相応しい感じのする 無色界なのでしょうか？それとも仏界は三界のそれぞれに在るのでしょうか？無いのでしょうか？
極楽を始めの 浄土・仏国土とは仏界の事と決めて良いのでしょう！？
また 浄土・仏国土と言う処は、三界の内の何処に在るのでしょうか？ 少なくても、三界の内の欲界では無いはず、色界の内なのでしょうか？それとも無色界なのでしょうか？
はたまた 三界の其々に存在するのでしょうか？ 又は三界の内には無く、その外に存在するのでしょうか？
極楽は十万億土と云う遠い処に在ると聞きますが、そこは遠いとは云えども、娑婆（堪忍）の隣の世界なのでしょうか？ その世界（極楽）にも、娑婆と同様に 三界が存在しているのでしょうか？又は欲界・色界は無く、そこは無色界のみの世界なのでしょうか？
極楽浄土に托生した 者は既に輪廻から離脱した状態で、六道に戻ることは無いのでしょうか？六道に戻る可能性もあるのでしょうか？ 極楽では 阿弥陀の説法を受け、授記を受け、次の世界で如来と成るの ロジックのみで、もはや六道に戻ることは無いのでしょうか？
此の疑問は、そもそも考え方が間違って居るのでしようか？
どの様に考えれば良いのか お教えください。
補足
来世への不安や、心の悩みに救いを求めたいと思って居る訳ではありません。仏教を哲学と思い 知りたいとの向学心なのでしょう、そして皆さんが如何なる認識か知りたいのです。
釈迦の仏教から、アビダルマ仏教、大乗、密教、鎌倉新仏教 などと在り、 仏教はと 一括りにいう事は 難しい多岐にわたるとは存じ乍ら その根は同じとも考えます。
師無しの我流、不勉強は重々自覚、そんな者の持つ素朴な疑問に 平易に御教示お願いします。
閲覧数：55 回答数：6
そして 次の解答を貰いました。 内から ベストアンサーを選び、お礼をしなければです。 どの回答が良いでしょうか？
【回答】
� �kanto-i さん
回答日時：2015/07/01 23:34
.
三次元で考えていませんか？
三界に居ないから解脱だと思います。
十界は、基本は「道」です。
人生をどう歩くか。
生きながら地獄の道を歩くのか、餓鬼・畜生の道を歩くのか。
そう言う生き方の道を「地獄の生き方は、地獄の世界に住んでいる」
と言えましょう。
まず、それぞれを同列に置くのではなく
一つ一つを深く理解された方がいいと思います。
違う視点から、全く違う切り口で展開しているのですから
地球上の大陸の中にある国や地域的な考え方でしたら
意味は捉えきれないと思います。
もし、ご自分で思考を深められないのであれば
リアルで指導してもらった方が良いかもしれません。
個人的には、人は生きながらにして欲界・色界・無色界を
ずっと輪廻していると考えています。
ここで待ってると、運が良ければお坊様が
答えてくれるかもしれません。
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�◆�style_7768さん
2015/7/222:17:05
日蓮正宗信徒の者です。
まず三界は、六道の衆生が輪廻する世界です。
そして四聖の在所は、
声聞・縁覚…方便有余土。
菩薩…実報無障ゲ土。
仏…常寂光土です。
「極楽浄土」は御釈迦様の方便なので何とも言えませんが、仏界は仏様の御境涯であり、仏国土とは常寂光土の事です。
そして仏界に至らぬ限り、
声聞・縁覚・菩薩も、
謗法を犯せば輪廻します。
輪廻とは、自分の意志とは関係なく行われる罰ですが、
仏界に至った仏様は、
それ以下の九界を
自由に行き来出来ます。
そして仏様には、
時間も空間もありません。
この世の一切。万物。森羅万象。諸法の根元である
【妙法蓮華経】と一体になられて、真の自由と幸福と実在と清浄を手に入れられるのです。
「仏の教え」とは畢竟、
ここにしかありませんよ。
�� saintbennei_door_stageさん
2015/7/319:08:20
質問が多岐にわたりますのでもし時間があれば追加して答えて行きます。
三界の分類
欲界とは・・・下から順に地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六欲天即ち�〇妖群ε掘↓∋綾住暗掘�忉利天ともいう＞、�Ｌ詼狹掘↓る�史多天＜兜率天ともいう＞�コ敲儔重掘祿敲儔重靴箸發いΑ筬β床充�在天の六つ
色界とは・・・下から順に天上の四禅天即ち�―藾掬掘窘霤靴箸發いΑ筺↓�第二禅天、�Ｂ荵袷掬鍬ぢ荵輿掬�
無色界とは・・・下から順に空無辺処、識無辺処、無所無処、非想非非想処
以上三界は依然迷いの世界であります。
浄土はこれらの世界とは無縁です。
浄土に往生したものは永久にこの世に戻ってくることはありません。
但し人を導こうとしてことさらに還（かえ）ってくることはあります。
＊法然上人一百四十五條問答より
�ぁ�take_kuu_panda_mo_sukizukiさん
2015/7/319:31:20
.
菩薩・声聞・縁覚・仏は四聖と言われます。
俗人は六道をぐるぐる廻っています。
しかし、あまり言葉に拘らない方が良いと思います。
厳密な区別など無いのですから。
便宜的に、方便として分けているだけです。
声聞・縁覚・仏は阿羅漢と同じ意味です。
現世において、執着を滅しきった存在です。
入寂すれば（生命の）輪廻の輪から解脱するとされています。
余談ですが如来も仏も阿羅漢も同じ意味です。
違うニュアンスで使っている経典もあるようですが、どれも悟った人への称号であり、様々な称号があったということです。
現世における「境涯」（例えば十の境涯）と死後の世界をごっちゃにしていませんか？
無色界は、現世において禅定修行者が到達する境涯です。
菩薩は、阿羅漢並の境涯にはあるけれど、あえて解脱するのを止まって、衆生を救済するために輪廻の中に留まっているとされる存在（概念）です。
しかし、阿弥陀仏が法蔵菩薩だった時代に、五劫【一劫は、四十里立方（約160km）の大岩に天女が三年に一度舞い降りて羽衣で撫で、その岩が無くなるまでの長い時間】の期間、修行して仏に成られたそうですから、まあ人間技ではありません。
人間も浄土へ行って修行し仏に成り解脱することを目指すと言いますが、宇宙の歴史と同じかそれ以上、修行しないと仏にはなれないってことです。。。
つまり、ここから導かれるのは、阿弥陀仏の誓願も方便だということです。
あまり、形而上のことは考えない方が良いと思います。
考えても分からないし、誰かの説を鵜呑みにするしかないし、それは無駄なことであり、ブッダも戒めておられました。
�ァ�iriminationさん
2015/7/400:34:23
声聞・縁覚は輪廻から解脱しています。
しかし彼ら二乗の者は自らの解脱に満足して、他者の苦悩に共感して慈悲のために生きることが無いので、決して仏陀に成ることは出来ません。
その事を龍樹菩薩は『十住毘婆沙論』の中で
「地獄に落ちれば頭に付いた火を消すが如く必死で救いを求めるから仏陀になる可能性がある。しかし二乗に落ちることは“菩薩の死”であり、地獄に落ちる事よりも恐れなくてはならない」
と説いています。
�Α�tanukineiriponponさん
2015/7/401:01:08
解脱というのは、自他の分別を超えた無分別智に至った境涯であり、そこへ至る道は異なっても、同じく阿羅漢でありブッダであり如来であり、生死を超えたものであり、恐れを捨て去った者であります。
ブッダはそう説かれています。
これを否定し、分別に基づく私見を述べる僧は、その境涯には無縁だったということが言えてしまいます。。。
しかしながら、そういった仏教用語の定義や、聖なる存在に対して、上だ下だと、ああでもないこうでもないと議論すること自体が無意味であり、釈尊の精神と教えに反します。
確認のしようのない死後の世界に付いて思いを巡らすよりも、今・現在のことを重視しなければなりません。
あの世があったとしても、あの世の人が現世に働きかけることはできないし、その逆も無いのです。
縁起の法則に基づき、善を為し、悪を為さないのが仏教基本です。
理論・理屈は僧侶の頭の体操です。
仏教の基本は、四聖諦、縁起、八正道、戒律、禅定、慈悲心であり、良い人生を送り、良い社会を築くために貢献する「共生」の教えです。
最も重要なのは慈悲心です。
良い人生を送れば死後のことに煩わされることもないのです。
死後のことに煩わされる悩みも、文字通り、煩悩なのです。
戒律を読んでください。
そしてそこから経典の文章を読み直してください。
まったく違う理解が出来ることでしょう。
現代において戒律を律儀に守る必要はないという意見にも一理あるとは思いますが、経を読む場合には、戒律を知らなければ正しい理解は出来ません。
後期仏教（密教など）を別にして、南伝でも北伝でも戒律を否定する経典はありません。
中国と日本の場合は、僧侶が自己都合で言いだしただけなんですよ。
また、在家信者が守るべき戒律は、常識的で当たり前なものばかりです。
現代の法律の方がよっぽど厳しいです。
�А�dnxwd690さん
2015/7/415:46:15
問】極楽浄土に托生した者は、輪廻から離脱した状態で、六道に戻ることは無いのか？
答】極楽に往生された往生人は、七七日（４９日）を経た後、蓮華の華が開き、阿弥陀仏の尊体を見たてまつり、仰るように説法を受け（聞法）される。その土（極楽）で、佛と成る訳であるが、釈尊の説示には、極楽に往生した者は、みなこれ阿毘跋到（アビバッチ）なりと説いている。即ち、佛に成る事が決まっていて、再び迷いに転落しないと説かれるのである。また、善導大師曰く、六神通を得て十方界にかえって苦の衆生を救摂せんとあるように、自利利他の大乗の精神を宿す佛に成られ縁ある衆生を導くのである。
【問】極楽は十万億土という処に在るとききますが、娑婆の隣の世界か？云々。
【答】三界は、欲界・色界・無色界である。三界には、極楽浄土は存在しません。なぜなら、三界は壊れる衰える世界だからです。逆に浄土は、衰退することはなく、建立されたままの姿を永遠にとどめ、けして衰えたり壊れたりしない所が、浄土の世界です。
釈尊が舎利弗尊者に曰く、これより十万億の佛土をすぎたところに世界あり。なずけて極楽というと説示される訳であるから、浄土は、三界の外に存在する。しかも十万億という無数の仏国土を過ぎた世界にあると極楽浄土の所在を明かす。
極楽浄土に阿弥陀佛ましますが、一方では、「阿弥陀佛ここを去ること遠からず」（去此不遠）と経典に説かれる。お念仏の声するところ阿弥陀佛は親しく、その念仏者を見守り影のごとく寄り添い、念仏礼拝する者を見て聞いては、六方の諸仏諸菩薩も阿弥陀佛と同様に褒め讃えるのである。
【大乗佛教】浄土門における釈尊観
大乗佛教においてすべての佛は誓願を具有される。いわゆる（総願）とその佛特有の誓願（別願）である。釈尊もまた別願がある（５００の大願）である。この誓願を成就し佛と成られる訳であるが、釈尊も５００の大願を成就され、自身の仏国土を建立される。これが（無勝荘厳浄土）である。この仏国土から、釈尊は、娑婆五濁悪世の娑婆世界を救済する教えを説く為に、一旦、兜率天に降りられる。釈迦八相の一つ。我々（人界）の世界は、欲界です。欲界に属する天は、六欲天があり、その一つに兜率天がある。そこから、インドの国、浄飯王を父とし、摩耶夫人を母と選ばれた。このようにみていくのである。殆どの御方は、この世で誕生した釈尊の人生８０年のみの釈尊観である。よって、法を説かれ再び、自分の浄土へ還られたとみていくのである。
因みに、先に回答の日蓮系新興宗教の正宗信者の回答は、新興宗教の御方の認識であり方便と受け止めていく世界である。凡夫が佛の教えを仕分けしていく恐ろしい人間である。この方は、浄土に縁がなく、勉強もされていない者であり、更に厄介な本覚思想の影響の持主である。彼らは、この娑婆世界に浄土を建立する仏教観である。いや佛教ではなく、日蓮観である。この意識のある御方は、三宝を敬う事がない。文章をみてもわかるように、三宝を敬う事がなければ佛教徒ではない。日蓮正宗の教義を振り翳し、他の仏説経典を方便であると豪語する団体はもはや侵攻宗教と言っていい
�─�dnxwd690さん
2015/07/0416:01:34
三界六道を輪廻していく事から、この私（凡夫が）離れ出る事、並びに、苦からの解放、脱していく事が、出離解脱という。この三界六道は、釈尊が誕生した時に曰く、【「三界皆苦・我当安之」「天上天下・唯我独尊」】である。三界は苦である。この受け止めが釈尊の佛語であり、三界の中に、浄土を建立するという思想は、天台本覚思想の影響を受けた日蓮の言葉です。
�� dnxwd690さん
2015/7/417:26:59.
十界の思想は、天台教学において心の状態を表現するものである。よって、現実的にこの三界からは出ていない事になる。
浄土は、三界の外に有る。三界に浄土を建立する思想は日蓮と名が付く宗である。
なに宗に、縁があるかで、考え方も変わる。そもそもなに宗の教義で認識したいのか！！
�� カテゴリマスター naka_photo00さん
2015/7/417:57:43
解脱しているから声聞と呼ばれ、また、縁覚と呼ばれるんです。
弥勒の「三会の説法」を聞いてたちどころに解脱するとされてるのも、この「声聞」です。
声聞や縁覚が、果たして慈悲の心を有していないのかといえば、それは絶対そうだとは言い切れないです。
天台教学がはまりがちな罠だと思うんだけど、そんなに単純に割り切れるものではありません。
考えりゃ判る、お釈迦さんは明らかに「縁覚」ですよ・・・。
悟りの世界は無色界です。肉体にとらわれることも、煩悩にとらわれることもありませんからね。当然ながら、天の上層は、無色界だし、下層は色界になります。
さて、浄土はどこにあるのかといえば、はるかかなたのこの世です。
そこがどういう世界なのかは、浄土思想が後になって誕生した概念ですから、あいまいなままなんですねえ・・・。
さて、弥勒浄土＝兜率天はまだ六道の内にあります。
弥勒はまだ菩薩ですから、輪廻からは離れていません。したがって、弥勒浄土に転生できたとしても（＝弥勒上生信仰）、輪廻からは逃れられず、弥勒下生のあと、弥勒が悟りを開き、その後に行われる三会の説法を聞かなきゃ悟りを得ることは出来ません（弥勒下生信仰）。
説法を聞いて解脱するわけですから、当然ながら「声聞」になるでしょう？
問題は、弥陀浄土の方で、そこでは如来が説法を行ってるから、「声聞」になっちゃう。
というわけで、時代と場所によって浄土の考え方が進化していってるので、これが正しいなんて答えはないんだと思いますよ。
ちなみに、声聞であろうが縁覚であろうが、智慧と慈悲とは表裏一体、如来の智慧を得た者が、どうして慈悲に欠けるなんぞということがあるでしょう？
私はそう考えています。
�� saintbennei_door_stageさん
2015/07/0421:25:27
.
地獄から非想非非相処は心の状態或いは禅定の深まりを現しているのです。
声聞、縁覚、菩薩には悟りは啓けていても凡夫の残り気(二乗境、菩薩境として）があるとされています。
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