皆様、お今晩は。上野の森美術館にて6月7日迄開催中の「日経日本画大賞展」に行って参りました。その感想です。
「東山魁夷記念 日経日本画大賞」は、次代の美術界を担う新進気鋭の日本画家を表彰する制度として日本経済新聞社が2002年に創設したものです。
本賞は、日本画壇の巨匠・故東山魁夷画伯が遺した功績を称えるとともに、これまで受け継がれてきた日本画の世界を後世に伝えることと、日々研鑽を積んでいる日本画家の仕事を客観的に評価し、発掘することを目標としています。
各作家の代表作と言える意欲作が一堂に展示される本展では、伝統的な日本画の世界から現代美術の要素も取り入れた作品を通して、日本画の新しい魅力を感じていただけるでしょう。
選考委員の先生も述べておられましたが、日本画って一言で言ってももう一括りには出来ないジャンルになってしまったんだなぁ……と言うのが正直な感想でして、言われなければ「日本画?」と思ってしまう作品もありました。個人的には大賞と審査員特別賞を貰った三作品には「ああ、そうなのね」と言う感想しか持たなかったので見る目が無かったと言うことなのでしょうねぇ。
自分が気に入った作品を勝手にピックアップします。まずは2012年のVOCA展で私の心を鷲掴みにした蒼野甘夏先生の『ビル風赤松図』でして、もし6億円の宝籤が当たったら2000万円出してこの作品を購入したいと考えている程惚れ込んでいます。
次に惹かれたのは田中武先生の『Trick』と言う作品でして古典的な技法を駆使しつつ描かれている作品は退廃的でアンモラルであります。
名前を聞いてビックリしたのが山本太郎先生でして、参議院議員の山本太郎先生とは同姓同名の別人ですが『紅白紅白梅図屏風』が実に(・∀・)イイ!
何の川だろうと上を見たらコカコーラの缶がありました。。(^_^;)
そして、渋いなぁ…と思ったのは及川聡子先生の『香焔 三幅対』でして墨では無く松煙を使って描いているところにセンスの良さを感じた次第です。
http://www.nikkei-events.jp/art/index.html
作品一覧は此方です。
http://www.nikkei-events.jp/art/nihonga/index.html
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