連休中にブックオフで買って読んだ。
第二次世界大戦に関することをいろんな角度から勉強するとおもいしろい!
丁度、統計学において、無作為抽出のn数を増やすと母分散が見えてくるのと同様に、いろんな角度からの本を読むと全体の形が見えてくるような気がする。
陸軍同様に海軍にも組織・指導者に多くの問題があった。
まあ、人間が個人の利益を追求するのは当たり前かもしれないが、営利競争の企業内でやるのはまだいいとしても、国の存亡をかけた戦争でやられては、兵士や国民はたまったものではない。
山本五十六は、真珠湾やミッドウェー戦での指導力を見て、凡将と思っていたが、海軍首脳部と比べるとかなりマシだ。 彼には一応、ビジョンと良識があった。
いずれにしても組織というのはむつかしいものだ。
しかし、一番の馬鹿は、マスコミにあおられたら感化され、大義名分や勇ましい言葉に心酔し、一方向だけからしかものをみない傾向を持つ国民だったのかもしれない。
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