mixiユーザー(id:62249729)

2015年03月17日07:12

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滝廉太郎の「花」は、春爛漫の明治の隅田川が鮮やかに脳裏に浮かぶ名曲です。この作曲家が早世したのは、いかにも惜しいことでした。その歌にまつわる、清く正しく美しい思い出をひとつ。

中学校に入学してすぐの頃、自転車で登校する途次ある会社の寮の前を通り掛ると、屋上で二人の若い女性が手すりにもたれて「花」を合唱していました。私は建物の下に行って、その女性達のスカートの中を・・・というような話ではありません!お断りしたとおり、これは清く正しく美しい思い出ですからね。

私は思わず自転車を停め、しばらく動けなくなってしまいました。その歌声の、またその女性達の、何と美しかったことか!まだ世の中のことをろくに知らない奥手の私は、歌とは、女性とは、こんなにも美しいものか、とすっかり感激してしまいました。

話はこれだけです。後日その女性とばったり出会い、突然彼女が私の・・・とかそういう続きはありません!なにしろこれは清く正しく美しい思い出ですから。

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