mixiユーザー(id:7184021)

Javascript の設定が無効になっているため、一部の機能を利用できません。

詳細はヘルプをご覧ください。

2015年01月01日12:52

3659 view

あきる野市さんぽ「武蔵五日市駅周辺・阿伎留神社から広徳寺」

あきる野市さんぽ「武蔵五日市駅周辺・阿伎留神社から広徳寺」

○「東町観音堂」(五日市164)
武蔵五日市駅から檜原街道を西に向かうと、東町交差点の先で南に少し入ったところに「東町観音堂」があります。道標には「東町太子堂」となっています。観音堂に祀られている木像の木像阿弥陀如来座像は、作風技法から江戸初期の作と認められますが鎌倉前期の像にならった秀作です。また観音堂のある場所は勧能学校跡で、明治5年学制発布に伴い五日市村に作られた学校です。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.372434922782036.110653.207978715894325&type=1

○「五日市の市神様(五日市ひろば)」(五日市110)
さらに西に向かうと、五日市ひろばに「五日市の市神様」があり、次の説明があります。
《五日市の市のはじまりは定かではありませんが、中世末の文書に「五日市」の文字が見られ、この頃には近隣地域の物資交流の場として市が開かれていたと考えられます。江戸時代になると、大消費地江戸の広域商業圏に取り込まれ、炭の市として栄えました。当初は5の日の三斎市（月に3回の市）であったものが、10の日を加えて六斎市になったと考えられています。この市神様は、自然石をそのまま用いたもので、かつては五日市の市の中心に祀られ、市の発展を見守っていました。都道の拡幅に伴い阿伎留神社の境内に移されていましたが、五日市ひろばの整備に際し、五日市商店街の振興と地域経済の発展を願ってこの地に安置されました。》
五日市では、戦国末期から定期的に市が開かれていました。当時は農産物が中心で、江戸時代に入ると炭を商うようになりました。元禄時代には町並ができ始め、幕末になると100軒の炭屋兼業穀屋が軒を連ねていました。今は製材業が盛んです。
http://members.jcom.home.ne.jp/nobish/1203ichigami.html

○「下町地蔵堂(武蔵五日市七福神)」(五日市64)
さらに檜原街道を西に向かうと「下町(しもちょう)地蔵堂」があります。真新しい恵比寿様が安置されており、次の説明があります。
《ここに祀られる子育地蔵尊は、その台石と思われる自然石に刻まれた碑文よれば、｢五日市村下町女人27人｣によって｢元禄12己卯年(1699)2月26日｣に造立されたとある。地蔵尊は、女性や子供たち弱者の保護者として信奉されたが、当下町地区の女性達によって、出産・育児の守り神として造られたものと思われる。》
http://marunisasarindou.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-c288.html

○「粟島神社(淡嶋神社)」(五日市1129)
さらに檜原街道を西に向かい、郵便局の手前を南に入り少し行くと、秋川の崖上に小さな祠の「粟島神社」(淡嶋神社)があります。通称は「粟島さま」と呼ばれています。
http://emibigbang.blog.fc2.com/blog-entry-821.html

○「秋川橋河川公園」(留原813)
粟島神社の裏手から急坂を下り、秋川に架かる「あゆみ橋」を渡ると「秋川橋河川公園」があります。この公園は、河川敷全体にバーベキュー場が広がり、夏は川遊びもできるので水着持参で訪れたい場所です。川沿いには遊歩道も整備されており、気軽にデイキャンプが楽しめます。圏央道からのアクセスがよく、行楽シーズンになると河原が人で埋まってしまうほどの人気スポットです。
http://www.mapple.net/sp_bbq/details.asp?NEWSID=91433

○「小庄の桜」(五日市)
秋川河川公園から「あゆみ橋」を渡って戻り、秋川沿いに上流へ向かうと古桜並木の「小庄の桜」があり、小庄土手にかけて満開となったソメイヨシノは最高だそうです。
http://www.city.akiruno.tokyo.jp/contents_detail.php?frmId=1440
http://p.twipple.jp/W1J07

○「玉泉寺」(五日市1188)
小庄土手の西方、阿伎留神社の南に「玉泉寺」があります。本尊は十一面観世音菩薩。文暦元年（1234）の創立で、開山は鳳惠法印。往昔は大悲願寺末でしたがその形跡を無くし、慶長19年（1614）に広徳寺10世徳叟馨禅師を開山として再興されたといいます。
http://www.otelife.com/showTemple/summary/pk/15283

○「阿伎留神社」(五日市1081)
次に「阿伎留(あきる)神社」に寄ってみました。創建は不詳ですが、延喜式神名帳には武蔵国多摩郡八座の筆頭にあげられる同国著名の古社で、社名は｢阿伎留｣、｢阿伎瑠｣、｢秋留｣、｢畔切｣とも書かれましたが、いずれも「あきる」と読みました。阿伎留は｢畔切｣のことで、当地の開拓されはじめた頃に鎮祭せられた神社ではないかとも考えられています。また現在の宮司家は創立以来70余代目とされ、初代神主の土師連男塩が、その氏神を祭ったのに始まるとも考えられています。中世以降、春日大明神と称されてきましたが、天慶3年(940)鎮守府将軍藤原秀郷(田原藤太)が、大原野明神(京春日)を勧請したのに始まるとされ、また鎮座地により松原大明神と称し、通称は｢松原さま｣といわれていました。
http://risshi.life.coocan.jp/cubkh30.html

○「小和田橋」(小和田)
阿伎留神社から秋川に下ると、「小和田橋」からの秋川は水も青くきれいで、さすがは秋川渓谷といわれるだけのことはあります。五日市から小和田地区に渡る橋はクラシックな趣があります。両岸には樹木が生い茂り、春は岸辺のケヤキの新緑、夏は夜空を飾る花火、秋は紅葉など、四季折々の風景を楽しむことができます。
https://www.city.akiruno.tokyo.jp/contents_detail.php?co=kak&frmId=1444
【小和田橋の道標】
小和田橋の袂を少し八王子側に行った十字路に「小和田橋の道標」があります。東側に「向右五日市御嶽山道」、北側に「向右廣徳寺今熊山道左川口八王子」、南側に「大正4年11月10日」、西側に「御大典紀念三里青年団」（団の字は旧字）とあります。大正4年の大正天皇即位を記念したもののようです（即位の礼は同年11月10日）。三里は、かつてこのあたりが三ヶ里村であったことからきていると思われます。

○「広徳寺」(小和田234)
小和田橋から南西に向かい、小和田会館の前の石仏の並ぶ坂道を登ると「広徳寺」があります。広徳寺は初め正応長者の妻が堂宇を建て、建長寺70世心源希徹禅師を請じて開山としましたが、後に正応長者が寄進し伽藍を整備しました。天文20年（1551）大石源左衛門道俊が寺領9ケ所を寄進して再興しています。境内には巨大なタラヨウとカヤの木があり、ともに多摩地域最大のものといわれ、都の天然記念物となっています。また、山門をくぐったところにある2本のイチョウもみごとな大木で、秋にはその落ち葉が周辺を埋め尽くし黄色いじゅうたんになります。次の説明があります。
《広徳寺の開基は正応長者というものの妻（法名龍智智雲尼）で、明徳年間（1390～94年）に建長寺前住心源希徹和尚を請じて開山としたと伝えられている。江戸時代には境内12,000坪を有し40石の朱印地が与えられていた。秋川の南岸台地上に位置し、東に向って諸堂が配置されているが、寺域前面はほぼ土塁によって区画され、袖板壁をもつ総門、二階造りの山門、参道を挾んで鐘楼・土蔵などがある。正面の本堂に向って右手に庫裡、左手のやや奥まったところに湧水を用いた池があり、旧態をよくとどめている。》
【広徳寺の山門】
次の説明があります。
《かや葺、寄棟造の三間一戸二重門である。桁行は6.3ｍ、梁行は3.64ｍあり、礎石は自然石。下層より上層の方が大きく、枓栱（ときょう）はきれいに組まれ、棰（たるき）の線も美しい。前面は通路をふくめ三つに区切られているが太い柱と腰貫が安定感を保っている。脚の礎盤は木製である。階上は回廊がめぐり、中央が四扉にあけられ、左右に花灯窓が一つずつある典型的な禅宗様（唐様）の山門である。楼上に「正眼閣」の横額が掲げられており、その額、ならびに建物全体の状況から江戸中期をさかのぼらない建造物と推測される。簡素で調和のとれた建物で、境内に落付いた雰囲気をあたえている。平成3年秋より永く保存し、公開することができるように全解体修復工事がされた。》
【広徳寺のタラヨウ】
広徳寺のタラヨウついては、次の説明があります。
《広徳寺境内にあるこのタラヨウ（多羅葉樹）は、目通り幹囲2.45ｍ、樹高19.09ｍで、枝張りは東西で14.24ｍ、南北で15.45ｍあり、都内におけるタラヨウとしては最大のものである。タラヨウはモチノキ科に属し、近畿以西、四国、九州の暖かい山地に生える常緑樹で、葉は互生で革質、傷つけると落葉しても傷が消えない。なお、インドなどで写経に用いたタラヨウとは全く別種の植物である。》
【広徳寺のカヤ】
広徳寺のカヤについては、次の説明があります。
《広徳寺裏の竹林中にあるこのカヤの木は、目通り幹囲5.35ｍ、樹高は24.45ｍあり、枝張りは東西で13.33ｍ、南北19.39ｍある。樹相は雄大で、多摩地方におけるカヤの最大のものである。カヤはイチイ科に属する常緑樹であり、樹皮は滑らかで青味がかった灰色、材で碁盤をつくる。このほか、都天然記念物のカヤとしては次のものがある。九品仏のカヤ=世田谷区奥沢7-41。善養寺のカヤ=世田谷区上野毛2-7。宗泉寺のカヤ=青梅市吹上385。》
【乳出地蔵】
広徳寺の「乳出地蔵」については、『武蔵野の地蔵尊』に紹介されています。現状では風化が著しく像容不明ですが、乳出地蔵であると思われます。本堂のうしろ渓畔、水のしたたるところの数基の石彫地蔵がありますが、そのなかの一基は乳出地蔵とよばれ、つねに水滴にぬれ、尊容は損傷してやや明瞭を欠きますが、円頂の丸彫りで高さ40㎝ばかりの小体です。乳の出ない女が祈願すれば、乳が出るようになると信じられています。
http://akiruno.town-info.com/units/36232/kotokuji/
http://city.tachikawaonline.jp/view.php?area=1&id=181&mode=details

○「石神神社」(小和田434)
広徳寺の北に「石神神社」があります。『五日市町史』によると、字柏原の五霊神社と字石神の石神神社を、大正8年に字御嶽山の御嶽神社に合祀して、小和田地区全体の産土神としたと記されています。
http://jinjajin.jp/modules/newdb/detail.php?id=1576

○「佳月橋」(小中野)
あきる野市が選んだ「あきる野百景」のひとつです。市内の自然環境、街並み、建造物など88景が選ばれています。サブタイトルは「おらがまちの自慢の場所」で、見慣れた場所であっても、その美しさを市民に再発見してもらおうというのがねらいのようです。「歩きたくなるまち、あきる野」は、両手の親指と人差し指で長方形をつくり、風景を切り取ればどこでも絵になります。市域の狭いあきる野で百景となると、10分も歩けば必ず1景には当たります。そのひとつが佳月橋付近です。百景を十景にしぼっても、きっと残る場所です。五日市のシンボルの戸倉城山、秋川の流れに小さな橋が架かり、白い瀬と丸みをおびた岩と石ころ、秋川らしいおだやかな風景が広がっています。
http://www.city.akiruno.tokyo.jp/contents_detail.php?frmId=1441
http://www.tjh.jp/bridge_story/river/detail.php?rid=112000000&no=16&bk=1

○「玉林寺(武蔵五日市七福神)」(五日市926)
佳月橋の北東に「玉林寺」（ぎょくりんじ）があります。貞和3年（1347）明畢斉禅師により開山で、当地域では最も古い創設といわれています。武蔵五日市七福神の一つ、福禄寿は新しい福禄寿の祠に安置されています。
【天井絵】
本堂内陣に天井絵18枚一組、草木花鳥と竜を描いたものがあります。嘉永6年（1853）五日市在住の狩野派画家である藤原善信の代表作といわれています。
http://marunisasarindou.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-11ee.html
http://mikiomonya.jugem.jp/?eid=66

○「上町地蔵堂(武蔵五日市七福神)」(五日市852)
玉林寺の西側から墓地を上がって行くと、檜原街道に出る手前に「上町地蔵堂」があります。毘沙門天の木像が安置されています。上町地蔵堂の本尊・延命地蔵尊にまつわる文書によると、昭和の初め、現在よりやや西側の坂の途中に安置されていた地蔵尊を玉林寺境内に移したところ疫病が流行したといいます。慌てて現在の場所に安置し直し、地域民に手厚く祀られ疫病もおさまったとの言い伝えがあります。
http://marunisasarindou.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-7e6f.html

○「日枝神社」(五日市874)
上町地蔵堂から檜原街道を少し東に向かうと、北側に「日枝神社」があります。道標などなにもないので見逃してしまいそうです。創立・起源は不詳。一般に「番場の八幡さま」と呼ばれています。内宮は山王社及び八幡社の2座で、大山咋神（山王社）・応神天皇（八幡社）を祀っています。
http://komainumeguri.blog.fc2.com/blog-entry-781.html

○「大鳥神社」(五日市325)
檜原街道をまた西に向かい、東小中野交差点から北に入り右折すると「大鳥神社」があります。子生神社の境外摂社ですが詳細不明。
http://blog.goo.ne.jp/daimatsuno/e/e5d239f4c59c96a100099c97b1f56123

○「黒茶屋」(小中野167)
さらに檜原街道を西に向かうと、小中野交差点のところに「黒茶屋」があります。黒茶屋は燈々庵の姉妹店で、ちょっぴり高級料亭といった感じです。
http://www.kurochaya.net/

○「子生神社」(小中野187)
「子生（こやす）神社」は、黒茶屋の駐車場の裏にある神社です。祭神は猿田彦神・木花開耶姫命。社伝に、永正元年（1504）両部神道修験者阿闍梨法印朱学院の創建といいます。子孫繁栄、安産子育の神として広く崇敬され、「清水の流れるごとく安産を願い、底無しの柄杓(ひしゃく)を奉納する」そうです。妊婦が奉納した底の抜けた竹柄杓が、拝殿に懸けられています。
http://www.city.akiruno.tokyo.jp/contents_detail.php?frmId=1432
http://g-foods.info/zukan/product/product_244.html
【野良坊菜の石碑】
子生神社本殿の裏手、街道近くに「天明天保の飢饉から村人を救った」と記した「野良坊菜(のらぼうな)の石碑」があります。野良坊菜はアブラナ科の野菜で、秋口に種をまき春先から5月頃まで「とう（花茎）」を摘み取り、おひたしなどにして食します。クセのない味ですのでさっぱりと頂くことができ、お土産品としていろんなところで売られています。
http://tama-kosatsu.at.webry.info/200912/article_1.html

○「沢戸橋」(小中野)
子生神社の前の旧道を西に向かうと、アーチ型鉄橋の「沢戸橋」があります。
http://www.city.akiruno.tokyo.jp/contents_detail.php?frmId=1431
http://www.tjh.jp/bridge_story/river/detail.php?rid=112000000&no=17&bk=1
【沢戸橋の道標】
沢戸橋西詰の近くに、安政4年(1857）6月銘の「沢渡(戸)橋の道標」があります。南側に「右今熊山八王子道」、西側に「左 ○日市みち」(五日市道か)、北側に「安政四丁巳6月○日」とあります。
【古甲州街道】
古甲州街道は、小中野交差点を本郷通り(子生神社の前の旧道)に折れ、沢戸橋を渡りすぐ先で右に折れ、戸倉城山下の道（本郷通り）を通って再び檜原街道に戻り、檜原本宿へと向かっていました。
古甲州街道は、武蔵府中（武蔵国府）を起点とし、多摩川を渡り日野を経て谷地川沿いに進んで、石川→左入→梅坪→丹木→留所→宮下と、概ね旧滝山街道秋川丘陵の南側沿いを通り、戸吹から栃淵峠を越えた後、秋川を渡り五日市を経て、戸倉から檜原街道を西進し、檜原から浅間尾根ルートを稜線沿いに進み、小菅村で山梨県に入り大菩薩峠を越え塩山から甲府に至る道でした。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~kyukaidou-tougemichi/itukaiti-kodou.html

○「野崎酒造」(戸倉63)
沢戸橋から北に向かうと地酒「喜正」の「野崎酒造」があります。創業は明治12年で、初代野崎喜三郎氏は杜氏として各地の蔵で酒造りを行ってきた後、この地に貸し蔵を見つけ独立しました。秋川の地酒として地域の人々に愛され続けている「喜正」という蔵は、眼前の城山の豊かな清水を用いて、頑ななまでに昔ながらの手作りにこだわり、蔵人の手で誠実に真心のこもった酒を醸す。必然的に生産量は少なく、全国の地酒愛好家から「なかなか手に入りにくい本物の地酒」として知られます。
http://www.kisho-sake.jp/guide.htm

0 0