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2014年10月25日19:18

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上野から寝台特急「北斗星」1人用B寝台個室「ソロ」で北海道へ帰ります

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今週は木・金曜が東京出張だったので、出張用務が終われば土日で休みだから昨日はすぐに旭川へ帰らず、東京・八王子の実家に帰省した。

10/24金
神田918
↓山手線
有楽町922/1644
↓京浜東北線・大宮行
東京1646/1652
↓中央線快速・高尾行
西八王子1758…実家泊

旭川へは明日中に帰れれば構わないので、急いで飛行機で戻る必要もない。

今でも食堂車を連結して運転されている最後の定期列車、自分が学生時代に開通した青函トンネル開業時から運転を始め現在まで27年にわたって変わらず上野と札幌を16時間掛けて走り続けている寝台特急「北斗星」の個室寝台が取れればこの機会にぜひ乗って帰りたい。

学生時代から何度も乗ってきたが、北海道新幹線函館開業まで1年半を切り、使用している寝台車の車齢も40年に達し老朽化も進行し終焉の日も近いと思われ、今回乗っておかないともう乗れないかも知れないから、「食堂車でちびちび」できるうちに乗っておきたい。

「北斗星」が1往復に減便されてからはJR東日本とJR北海道の車両の混成編成になったが、1人用B寝台個室「ソロ」は東日本車だと1階室も2階室も天井が低く、個室内で立ち上がると頭がつかえる。

構造が異なる北海道車の「ソロ」なら1階室なら個室内通路部、2階室でも階段部分なら完全に立ち上がっても頭がつかえることがなく、同じ「ソロ」でも北海道車の方が断然いい。

寝台券の発売開始日前に旭川駅の窓口に事前申込して、指定券類の発売開始時刻に端末機を叩いてもらって確保しておこうと、前回「北斗星」乗車時は北海道車の2階室に乗ったから今回は「ソロ」の北海道車の1階室希望、すなわち5号車の偶数番室か6号車の奇数番室などとこだわって依頼していたら、12室しかない該当室が取れなかったばかりかそんなことをしているうちに狭い東日本車も含めて1編成に全部で日によって35室または37室ある「ソロ」自体満席になってしまっていた。

しょうがないから、実家への帰省をあきらめれば乗れる24日上野発の「ソロ」も念のため調べてみたが、前日から寝台券を発売している「北斗星」の最大37室しかない「ソロ」が発売開始後24時間経って残っているはずもなく、寝台券を買うことができなかった。

シーズンオフの平日だから、事前申込していれば希望の部屋指定で確実に取れるだろうと思っていた自分が甘かった。

よく考えたら、「北斗星」と同じ区間を走る臨時寝台特急「カシオペア」は使用する客車の検査のため長期運休中だし、今日は大阪からの臨時寝台特急「トワイライトエクスプレス」の運転もなく「北斗星」しか走っていない日であり、この日に寝台特急で北海道へ行きたい人全てが「北斗星」に集中する日だった。

とりあえず「ソロ」ならどこでもOKとしてともかく部屋を押さえておいて、東日本車だったら当日までにキャンセルが出たら北海道車の部屋に変更する作戦で臨むべきだった。

自由席などなく、寝台券が取れなければ乗れない寝台特急なのに寝台券が買えなかったから、あとはキャンセルが出るのをひたすら待ち、同じことを考えているであろう見えぬライバル達が気付く前にキャンセルを見つけ、即座に押さえるしかない。

それから毎日何度もJR北海道の指定券予約サイトにアクセスし、希望の「ソロ」だけでなく高いA寝台個室の「ロイヤル」も含めて1人用個室寝台にキャンセルが出ていないか調べる日が続いた。

寝台券の発売開始日から18日目、10月12日も朝出勤する前の時点ではいつものように満室の「×」表示。

やっぱダメだな、と思いつつも昼休みに再度アクセスしたら25日上野発の便の「ソロ」に初めて「〇」が出た。

札幌発着の「東京往復割引切符」を使うつもりだから欲しいのは寝台券・特急券だけで乗車券は要らないのだが、指定券予約サイトでは寝台特急は乗車券も一緒に買ってクレジットカード決済して支払済みの状態にして、そのきっぷを窓口で受け取る仕組みになっている。

しかし、キャンセルが出たのは1室だけだろうから、駅の窓口まで行って発券端末を叩いてもらって照会する間に売れてしまうかも知れない。

とにかく寝台券を押さえておかねば乗ることもできないんだから、要らない乗車券も併せてサイトで買ってしまって、ともかく寝台券を確保するしかないだろうとネットでクレジット決済してしまう。

まあ、きっぷは1回に限り手数料なしで変更できるから、11月2日に「SLニセコ号」に乗った帰りに滝川→神楽岡の乗車券を買うつもりだから、今回の乗車券はそれに変更すればいいだろう。

こうして今夜上野発の「北斗星」の「ソロ」は取れたが、指定券予約サイトでは何号車何番室が取れたのかは分からない。

早速旭川駅の窓口に受け取りに行ってきたら、キャンセルが出て取れたのは6号車7番個室、元々希望していた北海道車の1階室だった。

個室A寝台「ロイヤル」にも1度乗ってみたいと思わないこともないが、特急料金と寝台料金だけで20730円もするから、ここは2段式B寝台と同じ9540円で乗れる「ソロ」のうちで室内がいちばん広い北海道車の1階室にキャンセルが出て確保できたことは非常にラッキーである。

これで希望の個室寝台で「北斗星」に乗って帰れることになり、先ほど始発駅の上野を出発した。

10/25土
高尾1721
↓ホリデー快速「富士山2号」
新宿1759/1809
↓山手線
上野1834/1903
↓寝台特急「北斗星」…車中泊

10/26日

札幌1115/1200
↓都市間バス「高速あさひかわ号」
旭川タ1400

「北斗星」は上野駅の行き止まり式の地平ホームの13番線から発車する。

行き止まりだから機関車の付け替えができないため、車両基地の田端から最後尾の機関車が後ろから客車を押してくる推進運転でゆっくり入線してきた。

非常時は先頭になっている客車に乗り込んだ車掌が非常ブレーキを掛けることになっており、安全確認のため客車の貫通路は開けて入線し、ホームに到着したら貫通路の扉を閉め、テールサインの照明を点灯する。

「北斗星」の編成をチェックしながら機関車まで確認。

今夜上野から青森まで「北斗星」のけん引を担当するのは田端運転所のEF510型電気機関車の512号機だった。

入線から発車まであまり時間がないので、それだけ確認したら確保できた個室寝台「ソロ」の6号車7番室に乗り込み、先ほど上野を発車した。

札幌まで16時間の個室寝台の旅が始まった。

個室内通路部分は立っても頭が天井につかえないので、個室は決して広くはないが狭くはなく十分で非常に快適である。

まだ夕飯を食べていないが、予約なしで誰でも利用できる21:15からの「パブタイム」を待って食事がてら1杯引っ掛けに食堂車へ行こうと思う。

それまで個室内でのんびりくつろいでいるが、窓の外は混雑した通勤電車が行き交う中、ここは個室内でたばこも吸えるし別世界である。
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