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2014年02月25日15:05

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AKB48グループ再編成は、誰にとって晴天の霹靂であったか？

昨日、開催された 「AKB48グループ大組閣祭り」 ですね。要するに、AKB48グループの再編成です。メンバーのシャッフルですね。

それぞれのメンバーの気持ちになって、今回の再編成の「晴天の霹靂」度を推し測ってみようと思います。

激震度の高かった順に、紹介してみやしょう。

　　　【衝撃度７　►　がび～ん。
　　　　　　　　　　　晴天の霹靂！／海外赴任】

たぶん、最高のショックを受けたのは AKB48チームK の近野莉菜（ちかのりな）さんですね。会社の人事に置き換えて考えるとわかりやすい。本店から、海外支店への派遣です。高城亜樹さんとの入れ替えです。

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　　　近野莉菜　AKB-K → JKT-J
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ただ、JKT48 に派遣されて、ジャカルタの水がおおいに合った「仲川遥香」さんの例があります。JKT48 でリリースした「恋するフォーチュンクッキー」のセンターをつとめたりして、好調らしい。

日本で、所属ユニット「渡り廊下走り隊」の撮影やイベントがあっても、なかなか日本には戻って来たがらない。ジャカルタの方が、居心地がいいみたいで。

近野さんも、そういうふうになれるか、どうか、ですね。

　　　【衝撃度６　►　ええ!? でもチャンス！／栄転】

地方グループの生え抜き。自分のグループに愛着はあるだろうけど、秋葉原本店に移籍できる、というのはチャンスかもしれない。

ただ、人気のあるメンバーが多いだけに、競争がきびしくて、浮き上がれなくなる可能性も高い。本店に移ったアドバンテージをどう生かすか、ですね。

本店にいることの、いちばんの利点は、あんがい、東京のTV番組に出る機会が多い、ということ。そこで、どれだけ居場所を確保して、どれだけ知名度をあげるか。

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　　　木﨑ゆりあ　SKE-S → AKB-4

　　　
　　　小笠原茉由　NMB-N → AKB-B

　　　
　　　中西智代梨　HKT-H → AKB-A

　　　
　　　野澤玲奈　JKT-J＋AKB-K → AKB-B
　　　　　※ジャカルタ現地採用→秋葉原兼任→秋葉原専任
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おもしろいことに、このワクに相当するメンバーは、各支店から１名ずつです。HKT48 の「ちょり」こと中西智代梨さんは、シャベリがイケルので、博多にいるより人気がでるかも。

　　【衝撃度５　►
　　　　　　ええ!? 飛ばされるの！／都落ち】

AKB48 （秋葉原本店）には、「人気のある古参メンバー」と「デビューするなり、人気を獲得してしまった若手」のハザマで、ニッチもサッチも行かなくなっている一連の中堅層がいるんですな。

本店にいるかぎり、もう、選抜には入れない。このまま、劇場出演を続けるか、卒業するか……

そういうメンバーを支店に移籍させて、チャンスを与えよう、というのが、このタイプの移籍の目的でしょう。

すでに、兼任で実験済みですよ。たとえば、

　　　AKB48チームBとNMB48チームBII を兼任している「市川美織」さん
　　　AKB48チームBとSKE48チームKII を兼任している「大場美奈」さん

本店では、選抜にあぶれたメンツが、支店の選抜に入っている。支店といえども、選抜に入れば、ニューシングル発表のたびに、在京キー局の歌番組に出演できるのですネ。

そのかわり、あまり、これをやられると、各支店の生え抜きメンバーは、自分の浮き上がるチャンスを奪われるワケですから、内心穏やかでない。

地方の生え抜きメンバーの芽を摘んでしまうかもしれない、諸刃の剣の劇薬です。

選挙にたとえると、「落下傘候補」に似ています。

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　　　菊地あやか　AKB-A → NMB-N　（東京→大阪）

　　　
　　　佐藤すみれ　AKB-A → SKE-E　（東京→名古屋）

　　　
　　　市川美織　AKB-B＋NMB-N → NMB-BII　（東京→大阪）

　　　
　　　梅田彩佳　AKB-B → NMB-BII　（東京→大阪）

　　　
　　　大場美奈　AKB-B＋SKE-KII → SKE-KII　（東京→名古屋）

　　　
　　　藤江れいな　AKB-B → NMB-M　（東京→大阪）

　　　
　　　山内鈴蘭　AKB-B → SKE-S　（東京→名古屋）
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このワクに相当するメンバーは、AKB48チームA とチームB に集中しており、その数は、なんと７名。

行き先は、

　　　SKE48　3名
　　　NMB48　4名

市川美織さんと、大場美奈さんは、すでに、支店の選抜に入っています。そこに、さらに、候補が殺到するワケですから、ボーッとしていると、チャンスもつかみ損ねます。

　　　【衝撃度４　►
　　　　　　ええ!? なんでワタシが？／完全都落ち】

この移籍は、今ひとつ、理由がハッキリしません。ダンスの SKE に行って、武者修行をしてこい、ってことなのかな。

SKE48 には、すでに、AKB48 から 3人の先輩が「天下り」しているわけで、SKE48 に移籍しても、同じ年功序列が続くだけですね。

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　　　岩田華怜　AKB-A → SKE-S　（東京→名古屋）

　　　
　　　髙島祐利奈　AKB-4 → SKE-KII　（東京→名古屋）
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　　　【衝撃度３　►　えッ！どういうこと？
　　　　　　　　　　／地方から地方への移籍】

これは、よく意味がわからないなぁ。やはり、修行して来い、ということなんだろうけど。地方の研究生を本店に持ってくるなら、効果絶大だろうけど、地方から地方って、ねえ。

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　　　谷真理佳　HKT-研究生 → SKE-E
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谷真理佳さんというのは、HKT48 では、シャベリのイケル、おちゃらけたキャラで、１期生の中西智代梨さんとカブってたんだけど、２人とも養女に出しちゃったわけで、その点では、意味がわからんなぁ。

　　　【衝撃度２　►　チャンス！だけど忙しくなるゾ
　　　　　　　　　　　　／本店兼任】

このタイプの処遇を受けたメンバーは、ありがたいかもしれないですね。

兼任というのは、本来の所属グループと、兼任先とのあいだで、スケジュールが調整できないことが多いんですね。

新曲発表とか、ツアーライブとか、そういうものが重なると、あのガンバリ屋の横山由依さんでさえ、キレる、というから、その忙しさは殺人的なんでしょう。

ただ、本店の兼任というのは、有名になるチャンスも増えるうえに、いざとなったら、帰る場所もある、という保険付きで、ありがたい、といったら、ありがたいですね。

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　　　小谷里歩　NMB-N → NMB-N＋AKB-4　※AKB兼任。
　　　　　　※2012/8/24～13/4/28 NMB-N と AKB-A 兼任。まただね。

　　　
　　　宮脇咲良　HKT-H → HKT-KIV＋AKB-A　※AKB兼任

　　　
　　　朝長美桜　HKT-研究生 → HKT-KIV＋AKB-B　※昇格のうえAKB兼任。

　　　
　　　渋谷凪咲　NMB-研究生 → NMB-BII＋AKB-4　※昇格のうえAKB兼任。

　　　
　　　生駒里奈　乃木坂 → 乃木坂＋AKB-B　※乃木坂46からAKBに初の兼任入り。
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ご覧のとおり、HKT48の目玉メンバーが２人、入ってます。今、ひとつ人気の上がってこない HKT48 へのテコ入れでもあるでしょう。

これまで、「乃木坂46」というのは、秋元康プロデュースとは言いながら、ソニーが、主導権をゆずらなかったようすが見てとれます。雑誌のインタビューなどで、秋元康氏の、「だから言ったのに」というような讒訴（ざんそ）も伝わってくるんですね。

メンバーの交流もほとんどなく、今まででいうと、

　　　渡辺麻友＋乃木坂46のメンバー15人 → 「まゆ坂46」

というコラボレーションで曲を出した例があるくらい。

生駒里奈さんが、秋葉原本店の兼任になる、というのは、彼女にとってはいい経験だろうなあ、と思うわけですよ。

乃木坂46というのは、常打ちの劇場がない。ライブツアーとかイベントとかがないと、ステージに立つ機会がないんですね。

落語界で言うと、「圓生・圓楽の三遊亭一門」や「立川流」みたいなもの。常打ちの劇場がない、というのは、なかなか成長できない。定席って、重要なんすね。

　　　【衝撃度１　►　あ、大変だ、こりゃ／兼任追加】

これは、ある種の武者修行なんでしょう。アウェーのステージに立って、客とガチの勝負をして来い、ってことですかね。

山本彩さんを秋葉原に引っぱる、というのは、ヘッドハンティングみたいですが、そもそも、現在のAKB48劇場は、チケットを取るのが大変な状況なので、人気のテコ入れ、とも言えないワケで。

今回は、兼任が大幅に増えたんですが、地方支店への兼任が増えたワケで、各劇場で固定化しつつある「常識」を、ここで攪拌して、沈殿物をもう一度、巻き上げてみよう、という試みかも。

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　　　柏木由紀　AKB-B → AKB-B＋NMB-N　（東京＋大阪）

　　　
　　　高柳明音　SKE-KII → SKE-KII＋NMB-BII　（名古屋＋大阪）

　　　
　　　木本花音　SKE-E → SKE-E＋HKT-KIV　（名古屋＋博多）

　　　
　　　松井玲奈　SKE-E → SKE-E＋乃木坂46　（名古屋＋東京）

　　　
　　　山本彩　NMB-N → NMB-N＋AKB-K　（大阪＋東京）

　　　
　　　山田菜々　NMB-M → NMB-M＋SKE-KII　（大阪＋名古屋）

　　　
　　　村重杏奈　HKT-H → HKT-KIV＋NMB-N　（博多＋大阪）

　　　
　　　宮澤佐江　SNH-SII → SNH-SII＋SKE-S　（上海＋名古屋）
　　　　　　　※2013/6/24まではAKB48チームKと上海との兼任だった。兼任復帰。
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松井玲奈さんの「乃木坂46兼任」は、どういうカタチで実現するのか、よくわからない。劇場がないので、とりあえず、何をする、というワケでもないんですね。

現実に現れる変化と言えば、たぶん、次の次のシングルの選抜に松井玲奈さんが入るんでしょう。そのぶん、乃木坂46の生え抜きメンバーがひとりハジキ出される。

きのうの発表を聞いて、乃木坂のメンバーは、じゃっかん、「うわ～」と思ったかも。

どうせ、やるなら、

　　　白石麻衣、橋本奈々未、松村沙友理、桜井玲香、生田絵梨花

あたりのメンバーを、どんどん、秋葉原に出してもらえばいいだろうに、と思うね。

乃木坂46は、徐々にメンバーが増えて、２期生が選抜に入り始めている。しかし、

　　　自前の常打ち劇場を持たない以上、チーム制にする意味もない

わけで。さあ、ソニーさん、どうするよ、という感じだねぇ。

　　　【衝撃度０ ►
　　　　　　　　ん？おんなじことだね
　　　　　　　　　　　　　　／兼任維持メンバー】

なんか、ものすごく揺れたみたいだけど、ナンにも起こらなかったナ、というメンバーも多いのね。というか、同じグループ内で、チームだけ変わった、という人のほうが多い。

所属グループが変わらないだけでなく、兼任まで、そのままだったメンバーたち。

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　　　鈴木まりや　AKB-A＋SNH-SII → AKB-K＋SNH-SII

　　　
　　　松井珠理奈　SKE-S＋AKB-K → SKE-S＋AKB-K　※名目上いっさい変化なし。

　　　
　　　古畑奈和　SKE-E＋AKB-K → SKE-KII＋AKB-A

　　　
　　　渡辺美優紀　NMB-N＋AKB-B → NMB-BII＋SKE-S
　　　　　　　※「大阪←→東京」の移動が「大阪←→名古屋」に。

　　　
　　　矢倉楓子　NMB-M＋AKB-A → NMB-M＋AKB-A　※名目上いっさい変化なし。

　　　
　　　兒玉遥　HKT-H＋AKB-A → HKT-H＋AKB-K
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　　　【衝撃度－１ ►　な～んだ／昇進なし！】

あはは。SKE48 終身名誉研究生、松村香織さんは、その肩書きどおり、やはり研究生でした。

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　　　松村香織　SKE-研究生 → そのまま
　　　　　　※「AKB48グループ研究生会会長／SKE48終身名誉研究生」という肩書に。
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　　　【楽になった！／海外赴任、解除】

海外赴任が解除になったのは、あきちゃこと、高城亜樹さんが最初かな。お疲れさま、ですよ。

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　　　高城亜樹　AKB-B＋JKT-J → AKB-B
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　　【役付きになりました】

最後は、役職の異動。今回から、「副キャプテン」という役職が増えましたナ。

アイドルごときで、「役付き」がナンだ、と思うかもしれませんが、やはり、キャプテン（リーダー）を任される、というのは、本人にとっては、自覚を持って、成長するキッカケになるわけで、それはそれで、価値があるんですな。

　　　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ AKB48 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
　　　―――――――――― Team A ――――――――――
　　　