先週のことを書く。
有明山(2268m)へ沢登りと、友人の結婚披露パーティーのため長野県安曇野へ行ってきた。
7月27日(土)
前夜に愛知で集合して、未明になって中房温泉第三駐車場に着いた。
今回のメンバーは8人。
テント二つで仮眠する。
午前5時、中房温泉の見回りの人に起こされる。
「この駐車場は幕営、車中泊は禁止です!すぐにテントを撤去してください」
ちょうどいいモーニングコールだった。
準備を整え、6時20分出発。
舗装道路を下っていく。
今回の沢は有明山の曲沢だ。
中房温泉の手前から、まっすぐに頂上に突き上げている。
10分ほど歩いて沢の入り口へ。
水量は少ない。
簡単に渡渉できる程度だ。
しばらく河原を歩くと3メートルほどの滝が出てきた。
あまり登った人がいないらしく踏み跡はできていない。
適当に巻きながら登っていく。
雲が出てきた。
土砂降りのにわか雨が降ってきた。
どうせ沢登りで身体が濡れている。
気にせず歩いていたら、すぐにやんだ。
いくつか滝登りをすると、両岸が切り立ってきた。
ゴルジュ帯だ。
核心部の25メートルの滝に来た。
右岸のルンゼを登る。
というか、クライミングが上手な同行者が張ってくれたロープにつかまってよじ登った。
これを過ぎると、河原が広くなる。
いくつ滝を越えて行くと水量が少なくなり、源流っぽくなってきた。
ここから傾斜がきつくなり、連瀑帯になる。
標高差100メートル以上はあるだろう。
ほとんど滝ばかりが続いている。
最後の方の20メートルの滝が垂直の岩場で登りにくかった。
先に行っている同行者にロープを垂らしてくれるようにお願いする。
でも途中の岩に引っかかって、先端が下りてこない。
仕方がないから、自力でなんとか登る。
ロープに手が届いたときはホッとした。
滝が終わり、水が枯れた。
なおも急斜面を登って行くと、突然沢が終わっていた。
その上は樹林帯で、草木を掻き分け登る。
藪こぎを20分ほど続けていたら一般登山道に出た。
午前11時だった。
そこからさらに10分ほど歩くと有明山の頂上だった。
頂上には有明神社の奥宮と、ステンレス製の銀色に輝く鳥居があった。
天気が悪くて展望も悪いので、そそくさと降りることにした。
11時30分から下り始める。
ところが一般登山道が歩きにくい。
急斜面でザラザラした砂場のようなところが延々と続いている。
樹木につかまりながら、滑るように降りていく。
13時45分、登山口まで下りた。
そこは車を停めた第三駐車場だった。
舗装道路を歩かなくてすんだ。
ウレシイ!
ということで、車に乗り込み出発する。
夕方からの結婚パーティーは有明山の麓にある温泉旅館だ。
到着したら温泉で汗を流し、とりあえず缶ビールを飲んで、宴会会場で昼寝をした。
今回は友人の結婚お披露目宴会だ。
男のほうが、わたしの山登り仲間で53歳。
女性の方はネパール人で24歳だ。
年の差婚で国際結婚。
二人はネパールの民族衣装を着て入場してきた。
男のほうは老け顔で、女のほうが童顔だ。
二人並ぶと親子どころか、お爺さんと孫のようだ。
でもさすが新婚さんだけあって、宴会のときも抱き合ったり手をつないだりして仲睦まじい。
女性の方の親族がネパール民謡を歌ってくれた。
わたしたちはみんなで山の歌を合唱した。
楽しい宴会だった。
宴会が終わったあとは、歩いて移動する。
近くに別荘を持っている人がいて、そこで二次会と宿泊をする。
別荘のリビングでも酒盛りで盛り上がっていたけど、わたしは寝不足のため途中で脱落してしまった。
7月28日(日)
遅い朝ご飯のあと、別荘のオーナーがよく行くソバ屋に連れて行ってもらった。
他の人たちは
「美味しい!美味しい!」
とと繰り返しながら食べていた。
わたしは蕎麦アレルギーなので一人だけ天丼を食べる。
でもアジサイの天ぷらとか、なんだか変わっていて、しかも美味しかった。
夕方ごろ、家に帰った。
結婚の引き出物の包みを開けてみる。
ネパール製の仏像だった。
披露宴に出てこんなのもらったのは初めてだ。
ログインしてコメントを確認・投稿する